GD

ニュース

コラムツアー・選手試合・記録

同じ年に2勝したダンラップ、賞金はアマで0ドル、プロで72万ドル

GOLF DNA編集部🇺🇸

3行まとめ
  • ニック・ダンラップは2024年に米国男子(PGAツアー)で2勝し、大会の公式賞金はアマとしての初勝利が0ドル、プロ転向後の2勝目が72万ドルだった。
  • 1月の優勝から4日後にプロへ転向しても、その優勝の賞金やFedExCupポイントは遡って加算されなかった。
  • ただし、賞金0ドルの勝利でもツアー出場資格は得ていた。
同じ大きさの二つの架空の優勝杯と、空の皿・硬貨の入った皿を並べたAI生成の概念イラスト。ダンラップのアマ時代とプロ転向後の優勝で公式賞金の扱いが異なることを象徴している。

2024年、ニック・ダンラップは米国男子(PGAツアー)で2勝した。1月のザ・アメリカン・エキスプレスでは大会の公式賞金が0ドル。7月のバラクーダ選手権では72万ドルだった。同じ年に同じ選手が優勝しても、賞金欄に並ぶ数字は大きく違う。1月はアマチュア、7月はプロとして出場していたからだ。

優勝はダンラップ、最高額の賞金は2位へ

1月21日、当時20歳のダンラップは通算29アンダー、259で優勝した。米国男子(PGAツアー)では33年ぶりのアマチュア優勝だったが、賞金総額840万ドルからは1ドルも受け取らず、FedExCupポイントも付かなかった。

単独2位のクリスティアーン・ベザイデンホウトが受け取ったのは151万2000ドル。これはダンラップの賞金を没収して回したのではなく、プロの最上位選手に割り当てられた賞金だった。

一方、ポイントの配分は賞金と違う。ベザイデンホウトに付いたのは2位の300ポイントで、優勝に相当する500ポイントは誰にも配分されなかった。順位が一つ繰り上がるように、賞金とポイントがそろって移るわけではない。

4日後にプロへ。それでも1月の賞金は戻らない

1月25日、ダンラップはプロ転向と米国男子(PGAツアー)加入の意向を発表した。ただし、アマとして勝った大会の賞金も500ポイントも遡って加算されない。プロになった後の大会から、ポイントを積み上げることになった。

それでも、1月の優勝で得たものはあった。ツアー出場資格は2026年シーズン末まで認められており、転向後はその資格を使って出場できた。賞金やポイントの対象にならない勝利でも、プロとしてプレーする資格は生まれていた。

7月の優勝には72万ドルと300ポイント

7月21日、今度はプロとしてバラクーダ選手権を制した。この大会はホールごとの結果を点数に換える変則ステーブルフォード方式。ダンラップは通算49ポイントで勝ち、賞金72万ドルと300 FedExCupポイントを獲得した。49ポイントは大会のスコア、300ポイントは年間ランキング用のポイントで、別の数字である。

バラクーダは追加大会として優勝に300ポイントを配分する大会だった。プロになったことで500ポイントが300ポイントへ減ったわけではない。出場資格も2027年まで延び、米国男子(PGAツアー)史上初めて同じシーズンにアマとプロの両方で勝った選手となった。

2勝を比べると、賞金を受け取れるかは出場時の身分で分かれ、ポイントの配点は大会によって違う。そして、賞金が0ドルだった最初の優勝にも出場資格は伴った。「優勝で何を得たか」は、賞金の数字だけでは読み切れない。

出典:PGA TOUR(2・3・4)

コラムツアー・選手
ランキング・資格
🇺🇸

同僚の「29ポイント不足」がポールターを救った 米国男子ツアーが計算をやり直した日

3行まとめ
  • 2017年、イアン・ポールターは医療特例の基準に届かず、米国男子(PGAツアー)の残りシーズン出場権を失う見込みになった。
  • その後、ブライアン・ゲイがFedExCupポイント配分変更による基準のずれを発見し、ツアーが条件を修正。
  • 一人の選手の検算から、2人の出場資格が見直された経緯を追う。
記事を読む →
コラムツアー・選手
ランキング・資格
🇺🇸

世界1位アマがランキング圏外へ カントレーをつないだ「10試合」

3行まとめ
  • 世界アマ1位を計55週守ったパトリック・カントレーは、腰の疲労骨折で長期離脱し、2017年の復帰時には世界ランキング圏外だった。
  • 米国男子(PGAツアー)の医療特例で与えられたのは10試合。
  • 復帰2戦目のバルスパー選手権で単独2位、68万400ドルを稼ぎ、資格条件を一気に満たした。
記事を読む →
コラムツアー・選手
その他
🇺🇸

同じ100万ドル、男子だけ形を変えた

3行まとめ
  • 2019年、エーオンは米男子・米女子両ツアーに同じ競技方式と各100万ドルの賞金を載せた。
  • ところが2024年、男子側は中継分析とシグネチャー大会への出場経路へ再設計。
  • 女子側は2026年も100万ドルのシーズン競技を継続している。
記事を読む →