コラム / 名コースを旅する
ノルウェー / ロフォーテン諸島・ギムソイ島/ホヴ
ロフォーテン・リンクスへ。 岩と 白い 浜、 長い昼を 味わう 北極圏の ゴルフ旅
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ノルウェー海の岩場と白い浜がゴルフの舞台になる。ロッジと農場のレストランを拠点に、夏の3泊4日を楽しむ。

白い砂浜のそばにグリーンがあり、岩の向こうにはノルウェー海が広がる。ロフォーテン・リンクスで目にするのは、ゴルフ場の外に絶景がある風景ではない。浜や海、岩場そのものが一打の難しさをつくっている。北極圏にあるノルウェーのギムソイ島で、夏の長い昼と一緒にゴルフを味わう旅へ出かけたい。
岩と海が、狙いどころを変える
ジェレミー・ターナーが設計した18ホールでは、海が自然の障害になり、砂浜もプレーの風景に入り込む。整った木々に囲まれたコースとは違い、目の前の輪郭が荒々しい。旗だけでなく、岩場と浜の位置、風に流された先まで見てから狙いを決める。その慎重さが、ここでは景色をよく見ることにもつながる。
海辺の風は、一日の中でも印象を変える。同じ距離でも低く運びたくなるときがあり、地面を使うほうが落ち着く場面もあるだろう。初日は自分がどこまで風を読めるかを知り、翌日は少し違う線を試す。再ラウンドを入れたくなるのは、絶景をもう一度見るためだけでなく、まだ答えを見つけていない一打が残るからだ。
長い昼を楽しむ。夜更かしは旅の必須条件にしない
北極圏の夏には、夜でも明るさが続く白夜がある。ロフォーテンでも、遅い時間までゴルフを楽しめる体験が紹介されている。ただし、最初から深夜のラウンドを旅の中心に置かなくても、この土地の特別さは十分感じられる。まずは昼の18ホールを主役にして、体調と予約枠が合えば遅い時間のプレーを加える組み方にしたい。
公式ページでは白夜の期間に幅のある表記が見られるため、旅の日付と利用できる時間帯は予約時に確認する。夜が明るくても、厨房や受付が一晩中開いているわけではない。先に夕食を取り、プレー後の移動と睡眠まで考えておく。部屋でしっかり眠りたい人はアイマスクも用意するといい。
○ ビジターでも回れる。宿泊客と日帰り客で予約時期が違う
会員同伴なしで予約でき、公式サイトからオンライン予約へ進める。2027年の非宿泊客向け枠は、5〜8月が3か月前、9月が1か月前からという案内だ。ロッジの宿泊客とは予約開始の扱いが異なるので、遠方から行くなら部屋とティータイムを一緒に相談するのが組みやすい。
| 項目 | 準備すること |
|---|---|
| ビジター | ○ 公式予約経路から手配。初回登録とEntrance Feeの案内を確認 |
| 季節 | 通常のゴルフシーズンは5月〜10月中旬。対象日のコース状況を確認 |
| 宿泊 | 宿泊客の料金・予約条件と日帰り客の条件を分けて確認 |
| プレー方法 | 歩きが基本。カートは医療・障害等の事情を事前相談、台数限定 |
| 装備 | 雨風を防ぐ上着と重ね着、手袋など。夏も防寒を準備 |
初回のオンライン予約には、一度だけ払うEntrance Feeと通常のグリーンフィーを組み合わせる手順がある。料金表の初回総額と照らし合わせ、同じ費用を二重に数えないようにしたい。再ラウンドの前にも毎回チェックインが必要。料金を払ったから受付を通らなくていい、という運用にはしない。
3泊4日。ロッジを拠点に、二度の18ホール
| 日程 | 過ごし方 |
|---|---|
| 1日目 | 空港からギムソイ島へ移動。ロッジに入り、Låvenで夕食 |
| 2日目 | 予約した朝食のあと、昼間の18ホール。終了後はゆっくり休む |
| 3日目 | 再ラウンド、または天候に合わせて休養。白夜のプレーは希望と空きが合えば |
| 4日目 | 朝食後に出発。空港へ向かう車の時間を長めに残す |
ロッジは、専用バスルーム付きの一室を借りて共用部分を使う方法と、一棟を借りる方法がある。仲間だけでリビングを使いたいなら一棟貸し、二人なら部屋貸しも候補になる。設備にはキッチンや洗濯機があり、連泊の荷物を整えやすい。ホテルの一室と同じつもりで予約せず、共用の範囲を確認しておこう。
空港からの送迎は施設へ相談できるが、空き次第。島内を自由に回るならレンタカーを候補にし、公共バスだけでコースへ通う計画にはしない。旅の入口と出口の交通を先に固め、到着日にラウンドを詰め込まなければ、乗り継ぎや移動の疲れがゴルフへ響きにくくなる。
農場のLåvenで、土地の味へ戻る
夕食はホヴ農場のLåvenへ。かつての納屋を思わせる空間で、地元の食材や食文化に根ざした料理を楽しめる。窓の外の海を眺めながら、メニューからその日の料理を選ぶ。ラウンドのためだけに島へ来た旅でも、この食卓が加われば、ノルウェーの海辺で暮らす時間に少し近づける。
朝食は事前予約が必要で、夕食の席も予約が勧められている。白夜の明るさに合わせて食事時間を後ろへ延ばしすぎず、厨房の営業時間に合わせて予定を組みたい。昼はクラブハウスの軽食、夜はLåvenという分け方もできるので、毎食を重たくせず、プレーする体の調子を見ながら楽しもう。
ロフォーテンでは、遠くまで来たことを実感させる景色が、一日のあちこちにある。岩場を避けた一打、白い浜を横目に歩いた道、食事のあとも明るい窓の外。二度のラウンドと三晩の滞在で、その土地の時間を自分のペースで味わう旅にしたい。