コラム / 名コースを旅する
英国 / スコットランド・キンタイア半島マクリハニッシュ
マクリハニッシュへ。 浜を 越える 一打と、 キンタイアの 魚介を 楽しむ 3泊4日
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オールド・トム・モリスのリンクスで、浜を斜めに越える1番へ。ウガデールに泊まり、キンタイアの魚介とパブの夜まで楽しむ旅。

スコットランド西部、キンタイア半島の南へ。マクリハニッシュは、都市を拠点に朝だけ抜け出すより、海辺に数日泊まって訪れたいリンクスだ。湾に沿う砂浜が一打目からゴルフの中に入り、遠くまで来た実感をくれる。ラウンドを終えたら、地元の魚介を食べ、パブで一日の風の話をする。移動の先に、その土地で過ごす夜まで置きたい。
1番バッテリーで、自分が越せる浜の幅を選ぶ
オールド・トム・モリスの歴史を持つチャンピオンシップコースは、自然の砂丘に沿って広がる。象徴となる1番では、浜を斜めに越すティーショットが待つ。大胆な線を選べば次打は短くなるが、そのぶん海辺を越える距離も増す。遠くへ飛ばす自信だけでなく、その日の風と、自分が無理なく届かせられる場所を見て決める一打だ。
右に逃がすだけで安心とも言い切れない。1番と18番のフェアウェイの間には小さなバンカーがあり、安全に見える側にも置き場所の判断がある。風向きによってアプローチの番手も大きく変わるため、最初のホールから予定したクラブに固執しない。浜の向こうへ球を運び、そこからグリーンまで地形をたどるだけでも、このコースに来る理由が立つ。
ただし、1番だけを打って旅が終わるわけではない。海辺の印象的な一打のあとも、砂丘の間で高さや距離感を合わせるゴルフが続く。初めてのラウンドでは一つのミスを急いで取り戻そうとせず、次のホールで風と地面を見直す。歩くペースを落ち着かせれば、写真の一場面には入らないリンクスの表情も楽しめるだろう。
名コースとデューンズは、別の予約として考える
今回回るのはマクリハニッシュ・ゴルフクラブのチャンピオンシップコース。宿泊先の名称に入るマクリハニッシュ・デューンズは別のゴルフ場だ。ホテルのステイ&プレーを選ぶだけで、今回の18ホールが含まれるとは考えないようにしたい。ゴルフはクラブの公式予約から、宿はウガデールの客室として、コース名を明記して手配する。
| 項目 | 旅の前に確認 |
|---|---|
| ビジター | ○。クラブ公式の予約窓口から申込可 |
| 対象コース | マクリハニッシュGC・チャンピオンシップ18ホール |
| プレー水準 | 男性HC28以下・女性36以下、HCがなければ同等水準の案内 |
| 別途手配 | ホテル、食事、キャディーや乗用カート等の希望はそれぞれ確認 |
ハンディキャップの条件とあわせて、必要な証明を予約時に相談する。秋には整備作業の可能性があるため、日付を決める際はコース状態も確認したい。車で来るか、キャンベルタウンへの航空便を使うかで前後の組み方は変わる。公式アクセス案内の所要時間は目安にし、実際の便や道路の状況を見て、到着日に本ラウンドを詰め込まない予定にする。
ウガデールの窓の外に、海辺の滞在をつくる
宿はマクリハニッシュのウガデール・ホテルへ。スーペリアとスイートに海の眺めがある案内で、友人同士ならスーペリア・キング・オア・ツインのベッド指定を相談しやすい。全カテゴリーが海側とは限らないので、景色を優先するなら客室名と向きを確認する。朝の一杯からゴルフを終えたあとの休憩まで、村に滞在する時間を楽しむ拠点だ。
この案では木曜に到着し、金曜を主ラウンドにする。長い移動で足が固まったまま最初のティーへ行くより、前夜は村で食事をして休みたい。土曜はもう一度回れる枠を相談するか、天候や疲れに応じて休む。遠隔地の名コースでは、一日を予備にできることが、最初の18ホールを落ち着いて楽しむ助けになる。
金曜の夜は、キンタイアの海と畑を食べる
主ラウンドの夜は、館内のキンタイア・レストラン&バーを予約する。公式には地元の魚介、近隣農場の羊や牛、スキップネスの鹿肉、キンタイアの燻製サーモンなどを使う料理が紹介されている。すべてを一晩で注文するより、今日の魚介と肉料理を見比べ、食欲に合う一皿を選びたい。季節で変わる食卓も、ここまで旅する楽しみだ。
夕食営業は木曜から土曜の17時30分〜21時30分という案内。別の夜は隣のオールド・クラブハウス・パブで、温かいパブ料理を気楽に楽しむ。かつてクラブハウスだった建物の歴史を感じながら、地元のエールかモルトウイスキーを少し。パブは毎日営業し食事は22時までの案内があるが、到着が遅れそうなら食事を取れるか連絡しておこう。
3泊4日。移動日とプレー日を分ける
| 日 | 現地の過ごし方 |
|---|---|
| 木曜 | マクリハニッシュへ移動。ウガデールに宿泊しパブで夕食 |
| 金曜 | チャンピオンシップ18ホール。部屋で休み、キンタイアで夕食 |
| 土曜 | 空き枠があれば再ラウンド。天候次第で休養日へ変更 |
| 日曜 | 朝食後に出発。英国到着日・日本との往復日は別途 |
浜を越える一打を期待して来ても、現地の風を自分で選ぶことはできない。それでも一度立ち止まり、どの線なら越えられるか考える時間が、このコースの記憶になる。宿と食事を近くに置けば、ラウンド後に次の町へ急がずに済む。海辺で歩き、食べ、翌日の空を待つ三泊を、マクリハニッシュのゴルフと一緒に楽しみたい。