コラム / 名コースを旅する
オーストラリア / ニューサウスウェールズ州・シドニー/ラ・ペルーズ
ニューサウスウェールズ、 シドニーの 岬で 風と 遊ぶ旅
GOLF DNA 公開: 情報確認:
ボタニー湾を望む岬で18ホール。NSW州外のビジター向け平日枠を押さえ、クージーの海辺の宿と食事を楽しむ3泊4日。

シドニーの旅に、街から少し離れた海岸の一日を足す。ニューサウスウェールズ・ゴルフクラブがあるのは、ラ・ペルーズの岬。ボタニー湾へ向かって開けた景色と、起伏のある地形が迎えてくれる。名コースを回るためだけに移動を重ねるより、クージーの海辺に泊まって、ゴルフと食事を同じ海岸の時間につなげたい。現地3泊4日なら、その両方をゆっくり味わえる。
海を眺めるだけで終わらない18ホール
1928年に開場したコースは、アリスター・マッケンジーが最初のルーティングを手がけた。近年はマッケンジー&イバートによる改修も行われている。海岸の荒々しさと戦略性を併せ持つ場所で、景色の良さを写真一枚で受け取って終わるのはもったいない。足元の傾斜と、次に打つ方向まで見ながら歩くことで、この土地がゴルフになる面白さが見えてくる。
海に向かうショットには開放感がある一方、風の中では見た目の距離だけを頼りにしにくい。大きく振り切るか、低い球で運ぶか。普段使わない選択肢を試してみる時間も旅の楽しみだ。長いティーから難しさを確かめるより、自分に合うティーを相談して、コースの起伏と角度を楽しむほうが記憶に残るラウンドになるだろう。
州外のビジターに開かれた平日枠を予約する
プライベートクラブだが、公式にはNSW州外在住者向けのメンバー同伴なしの枠がある。特別行事などを除く平日の限定枠で、日本から訪ねる人もこの条件で申し込める。週末はメンバーの招待が必要となるため、同じビジター扱いと考えないようにしたい。航空券や宿を先に確定させず、まずプレー可能日を探すのが旅の出発点になる。
公式が案内する男女共通の推奨上限ハンディキャップは27。予約は必須で、限られた枠は早めの手配が勧められている。同行者それぞれの居住地、人数、希望日を揃えて申し込み、必要書類や当日の集合時刻は予約時に確認する。8人を超えるグループは窓口への相談が必要だ。
| 項目 | 旅の前に確認すること |
|---|---|
| ビジター枠 | NSW州外在住者向け、平日の限定枠 |
| 週末 | メンバーの招待が必要 |
| 技量の目安 | 男女ともハンディキャップ27以下を推奨 |
| 服装 | ゴルフ用の靴と整ったゴルフウェア。2026年規定を参照 |
| 移動 | 宿からクラブへの往復車両を手配 |
服装は現行のクラブ規定を確認して荷造りしたい。たとえば男性は襟付きまたはロールカラーのシャツを入れて着用し、テーラードのパンツかショーツを合わせる。ラウンド後もクラブハウスで過ごせるよう、乾いた着替えを用意しておくと楽だ。海岸の風に備える上着も、手荷物に入れておきたい。
クージーを拠点にする3泊4日
宿泊地はクージー。コースへの送迎は別途必要だが、ラウンド後に海辺へ戻り、そのまま食事まで楽しめる。到着した日にゴルフを詰め込まず、初日は身体を休める。二日目をプレーに使い、三日目は海岸やシドニーで自由に過ごす。日本との往復はこの現地日程とは別に考える。
| 日程 | 過ごし方 |
|---|---|
| 1日目 | クージーの宿へ。海辺で過ごして早めに休む |
| 2日目 | 手配した車でラ・ペルーズへ。18ホール後は宿に戻る |
| 3日目 | 海辺の散歩や街歩き。食事の時間もゆっくり確保 |
| 4日目 | 朝食後にチェックアウト。次の目的地へ |
プレー時間によって出発や夕食の時刻は変える。帰りの車はラウンド終了の見込みだけで決め切らず、クラブで身支度をする時間も含めて相談しておこう。運転を任せる旅なら食事の際の選択肢も広がる。レンタカーを使う場合は、宿の駐車条件も同時に確認すると手配がまとまりやすい。
海を望む部屋と、Shuttersの夕食
宿の候補はInterContinental Sydney Coogee Beach。海側の客室にも複数のタイプがあり、友人同士ならTwin Premium Ocean Viewなど、眺めとベッド構成を一緒に選べる。海側の部屋が不要なら街側も比較したい。ホテル選びでは豪華さの段階より、誰と、どんな一日の終わりを過ごすかを先に考えると決めやすい。
夕食は館内のShutters Restaurant & Barへ。季節のオーストラリア食材を、地中海料理の発想で楽しむ店だ。海辺で歩いた後に、料理を分けながらその日の一打を話す時間がよく似合う。朝食・ランチ・ディナーを案内しているので、翌日の自由時間に遅めのランチを楽しむ使い方もできる。希望する時間と人数で席を予約しておきたい。
シドニーの海岸を、プレーの記憶と一緒に
岬のラウンドと海辺の滞在をつなぐと、シドニーは街を見るだけの旅から少し変わる。まずは州外ビジター枠を確認し、その一日を中心に宿と車を整える。風の中で選んだショットを、夜の食卓でもう一度振り返る。その時間まで含めて訪ねたくなるコースだ。