「治った」後もラウンドは苦しかった 竹内美雪、20ヤード落ちた飛距離が戻るまでの2年
GOLF DNA編集部🇯🇵

3行まとめ
- 竹内美雪は2024年9月に外傷性気胸で2試合連続棄権。
- GDOの取材では、治療後も息切れや過呼吸が続き、約1年前にはドライバー飛距離が20ヤード落ちていた。
- 2026年9月4日のゴルフ5レディスでは67で4位タイ。
竹内美雪が9月4日のゴルフ5レディス初日を67、5アンダーで回り、4位タイにつけた。スコア以上に目を引くのは、そこへ至るまでの2年だ。
GDOの取材によると、竹内は2024年9月の日本女子プロゴルフ選手権から2試合連続で棄権し、原因は外傷性気胸だった。治療を受け、早い段階で医師から「治った」と告げられた後も、本人はラウンド中の息切れや過呼吸が続いたと話している。
「治った」と言われた後も、自覚症状は続いた
GDOの記事では、症状の改善はゆっくりで、竹内は体の状態を見ながらトレーニングと練習を重ねたとしている。本人が「完治した」と感じられたのは、2026年8月のCATレディースで今季ツアー初戦を迎える約1カ月前だった。
ここは区別して読む必要がある。原典が伝えているのは、医師から治癒を告げられた時期と、本人がラウンド中の自覚症状がなくなったと感じた時期が同じではなかった、という竹内個人の経過だ。すべての気胸や競技復帰に当てはまる話ではない。
約1年前、ドライバー飛距離は20ヤード落ちていた
変化は数字にも出ていた。GDOによると、約1年前にはドライバーの飛距離が20ヤード落ちていたが、現在は戻ったという。
症状と相談しながらのトレーニングで体重は2キロ減少。竹内はアイアンのシャフトを替えるなど、ギア側も調整して復活の道を探ってきた。
ただし、シャフト変更やトレーニングが医学的な回復を生んだと原典が示しているわけではない。確認できるのは、体調と競技状態が変わる中で、竹内が練習量だけでなくクラブも合わせ直していたという事実だ。
復帰した今週も、パターを1度アップライトに
調整は今週も続いている。GDOによれば、竹内はパターを1度アップライトにし、鉛も追加した。JLPGA公式でも、メーカー担当者からパッティングの助言を受け、本人がショットとパットの両方を良かったと振り返っている。
その初日が67、5アンダーの4位タイだった。2022年10月の自己ベスト66には1打届かなかったが、2年前にラウンドそのものが苦しかった時期から見ると、数字の意味は違って見える。
「治った」と告げられることと「競技が戻る」は同じ瞬間ではなかった
この2年間から読み取れるのは、少なくとも竹内のケースでは、治療後の医学的な説明、本人の自覚症状、飛距離、そして競技でのスコアが同時に戻ったわけではないことだ。
約1年前に20ヤード落ちていたドライバー飛距離が戻り、クラブも体の状態に合わせて調整しながら、今はツアー初日に67を出せるところまで来た。病気そのものの一般論ではなく、一人のプロゴルファーの具体的な時間軸として見ると、「復帰」という言葉の中にいくつもの段階があることが分かる。
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