プレーオフでティーショットを曲げた 前年は敗戦、今年はメジャー制覇 高野愛姫が見た桑木志帆の変化
GOLF DNA編集部🇯🇵

3行まとめ
- 桑木志帆は2025年日本女子プロ選手権のプレーオフでティーショットを左へ曲げ、パーを逃して敗れた。
- 2026年AIG女子オープンではプレーオフ1ホール目で再びティーショットでトラブルになったが、パーをセーブし、2ホール目で優勝。
- 高野愛姫は両方を見て、その変化に強い印象を受けていた。
2025年9月の日本女子プロゴルフ選手権大会。桑木志帆はプレーオフでティーショットを左へ曲げ、最後のパーパットを決められず敗れた。
2026年8月のAIG女子オープン(全英女子)では、プレーオフ1ホール目で再びティーショットが乱れた。それでもフェアウェイへ出したあと、3打目をピンそばへ運んでパーをセーブ。次のホールでメジャー初優勝を決めた。
高野愛姫は、この2つの場面を結びつけて見ていた。
前年のプレーオフでは、左へ曲げてパーを逃した
2025年9月14日の日本女子プロゴルフ選手権大会は、桑木と金澤志奈が通算10アンダーで並び、プレーオフへ入った。JLPGA公式によると、金澤が1ホール目で勝利してツアー初優勝。桑木は試合後、プレーオフのティーショットを左へ曲げたことと、最後のパーパットを強く打てなかったことを悔やんでいる。
GDOの記事では、高野はこの大会を5位で終え、最終組の2組前から優勝争いを見ていたとされる。桑木がティーショットを曲げ、3打目勝負からパーを逃した流れを、高野は現場で体感していた。
全英女子では、同じようなピンチからパーを残した
2026年8月2日のAIG女子オープン最終日。桑木は5アンダーでクラブハウス首位に立ったが、エスター・ヘンゼライトが18番でバーディーを奪って並び、プレーオフになった。
大会公式によると、桑木は最初の延長ホールでティーショットからトラブルに入ったが、アプローチでパーをセーブ。GDOは、フェアウェイへレイアップしたあと3打目をピンに絡めたと伝えている。2ホール目はヘンゼライトがボギー、桑木がパーとして優勝が決まった。
高野は最終日の優勝の瞬間をライブでは見られず、翌8月3日にU-NEXTのワールドゴルフパックへ加入し、見逃し配信で大会を追った。特に印象に残ったのが、このプレーオフ1ホール目だったという。
変わったのは「ミスが消えた」ことではない
ここから先は解釈になる。
2つの大会だけで、桑木の技術がどのように成長したかという因果までは証明できない。ただ、公式記録で確認できるのは、前年も今年もプレーオフでティーショットが乱れ、その後の結果が敗戦と優勝に分かれたことだ。
高野が驚いたのも、ミスをしなくなったことではなく、似たピンチから結果を変えた部分だった。ゴルフの成長を見るとき、ミスの数だけでなく「ミスのあとをどう処理したか」を見ると、選手の変化が別の形で見えてくる。
高野自身は、順位より目標スコアへ
高野も今季、安定しながら勝ち切れない状況を変えようとしている。GDOによると、以前は順位を強く意識していたが、現在は週ごとに目標スコアを設定。ゴルフ5レディスでは「1日4アンダーか5アンダー」を基準にし、初日4アンダー、2日目も4アンダーで通算8アンダーの3位タイにつけた。
桑木の変化が、この考え方を直接生んだと確認できる事実はない。ただ、近い世代の先輩が前年と似た局面で結果を変えた姿を、高野が自分の目で追っていたことは確かだ。
前年は敗戦。今年はメジャー制覇。同じ選手の似たピンチを時間をまたいで見ると、順位表だけでは見えにくい成長の輪郭が浮かんでくる。
出典:GDOニュース / aigwomensopen.com / JLPGA(2)
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