パーオン率2位でもトップ10ゼロ 「乗せる率」だけでは強さは見えない
GOLF DNA編集部🇯🇵

3行まとめ
- 2026年PGAツアーのパーオン率はスコッティ・シェフラーが72.86%で1位。
- 一方、71.54%で2位のパトリック・フィッシュバーンはトップ10が0回、フェデックスカップ145位だった。
- 上位選手の数字を並べると、グリーンに乗せる頻度と、そこからスコアへ変える力は別に見る必要がある。
グリーンに乗せる回数が多いほど、強い選手に見える。だが2026年のPGAツアーをパーオン率で並べると、その数字だけでは選手の強さを説明しきれないことが分かる。
ツアー平均は66.43%で、70%を超えたのは11人。1位はスコッティ・シェフラーの72.86%だった。一方、2位のパトリック・フィッシュバーンも71.54%と高水準だったが、今季トップ10は0回、フェデックスカップは145位。同じように高い「乗せる率」でも、シーズンの結果には大きな差が出ている。
2位でもトップ10は0回
フィッシュバーンはパーオン率71.54%でツアー2位だった。ところが、パーオンしたホールの平均パット数は1.783で130位、1パット率は34.31%で、記録のある選手では最下位の151位だった。
3位のジョニー・キーファーも似た数字が並ぶ。パーオン率は71.42%だが、パーオン時の平均パット数は1.791で141位、1パット率は35.75%で149位だった。
ここで確認できるのは、グリーンまで運ぶ数字が上位でも、その後のパットまで同じように上位になるとは限らないということだ。パーオン率だけでシーズン成績の差を説明することはできない。
シェフラーは「乗せる」以外も上位
シェフラーはパーオン率72.86%で1位。PGAツアー公式スタッツでは、アプローチのスコア貢献度も+0.673で2位、グリーンを外した後にパー以下で上がる割合を示すスクランブリング率は66.40%で1位、パッティングのスコア貢献度も+0.574で6位だった。
GDOが整理した2026年シーズンでは3勝を挙げ、年間王者にもなっている。
これらの数字が3勝や年間王者の直接原因だったとまでは言えない。ただ、パーオン率だけを見るより、アプローチ、外した後の処理、パッティングを合わせて見る方が、シェフラーのシーズン全体像は具体的になる。
久常涼は70.37%で9位
日本勢では久常涼が70.37%で9位に入った。2026年はトップ10が5回。アプローチのスコア貢献度は+0.290で44位だった。
この数字も「パーオン率が高かったからトップ10に入れた」という因果を示すものではない。確認できるのは、2026年シーズンで久常がグリーンを捉える頻度をツアー上位10人に入る水準まで上げていたことだ。
パーオン率は「入口」として読む
パーオン率は、グリーンに乗せた頻度を見るには分かりやすい。一方、その一打がピンからどれだけ近かったか、乗せた後に何パットだったか、外した時にどうリカバリーしたかまでは、パーオン率だけでは分からない。
2026年の数字で象徴的なのが、1位シェフラーと2位フィッシュバーンの差だった。順位が1つ違うだけのパーオン率でも、シーズンの成績はまるで同じではない。
パーオン率を見るときは、アプローチのスコア貢献度、パッティング、スクランブリングと組み合わせる。その方が「乗せたかどうか」の先にある選手の強みと弱みまで見えてくる。
出典:GDOニュース / PGA TOUR(2・3・4・5)
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