コラム / 名コースを旅する
英国 / イングランド・ケント州/サンドウィッチ
ロイヤル・セントジョージズ、 砂丘の 一日と サンドウィッチの 町泊
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全英オープンの舞台で、起伏とブラインドショットを楽しむ。クラブの昼食と川沿いの町泊を組み合わせた現地2泊3日。

ケントの海辺で、自分の球が砂丘の向こうに消えていく。ロイヤル・セントジョージズを訪ねる旅には、テレビで見た全英オープンの舞台に立つ喜びと、その場で初めて分かる地面の表情がある。ティーからすべてが見渡せるわけではなく、起伏を読み、方向を決め、打った球の行方を追いかける。プレーのあとはクラブで昼食を取り、サンドウィッチの町へ戻ろう。ゴルフの一日を町泊までつなぐ、現地2泊3日の旅だ。
見えない先を想像するリンクス
このコースでは、大きな起伏とブラインドショットがゴルフの表情を作る。狙いを決めても、着弾する場所がすべて見えるとは限らない。そのぶん、足元の傾斜や風、次打に残したい方向を考えながら進みたくなる。大会と同じ距離を背負う必要はない。自分に合うティーで、今日どこへ運ぶかを選ぶ。地面に隠れた先へ歩き、球を見つけた瞬間もまた、リンクスを回る面白さの一部になる。
4番の大きなヒマラヤ・バンカーは、目に入るだけでも判断に影響する名物だ。越せるかどうかだけに意識が集まる場面ほど、別の狙い方や次の一打も考えておきたい。18ホールには、強く振る決断と、手堅く場所を選ぶ決断の両方がある。キャディーを希望するなら先に相談し、初めて見る地形を一緒に読み解くのもいい。ラウンド後、印象に残ったのが成功したショットだけでなければ、この旅は十分に面白い。
火曜か水曜を中心に、町へ2泊
モデルは大人2人、サンドウィッチに2泊。到着日はロンドン方面から町へ入り、ホテルで荷物をほどいて夕食へ。翌日をラウンドとクラブでの昼食に充て、終了後は同じ宿へ戻る。3日目は朝食のあとに町を歩いてから出発する。現在のビジター受け入れは火・水曜なので、その枠が確定してから前後の宿を押さえたい。ロンドンからの日帰りも考えられるが、今回はコース前後の時間まで味わう滞在を選ぶ。
| 日程 | 旅の流れ |
|---|---|
| 1日目 | サンドウィッチ着。The Bellに宿泊し、町で夕食。 |
| 2日目 | ロイヤル・セントジョージズを18ホール。クラブの昼食も楽しむ。 |
| 3日目 | 川沿いや町を短く歩き、ロンドン方面または次の滞在先へ。 |
昼食までが、名門で過ごす一日
公式のグリーンフィーにはダイニングルームでの昼食が含まれている。プレーだけで急いで帰らず、着替えて食卓につく時間を残したい。ティータイムと昼食の前後関係は予約時に確認する。クラブハウスは11時以降、男性にジャケット、襟付きのドレスシャツ、ネクタイ、仕立てのズボン、革靴を求めている。コース用の服だけで出発せず、食事のための装いもバッグに入れておこう。落ち着いて食事まで楽しむための準備だ。
夜は川沿いのThe Bellを候補にする。地元の食材を使った英国料理やパブの食事、ケントのエールを案内するホテルで、クラブとはまた違う食卓を楽しめる。二人の好みに合わせて当日のメニューを選び、風の中で打った一打を振り返ろう。昼をしっかり楽しむ日は、夜の量を控えめにするのもいい。ゴルフと食事のどちらも主役にしたいから、食べる時間とペースまで考えて一日を整えたい。
宿は町の川沿い、The Bellへ
The BellはサンドウィッチのThe Quayにあるホテル。ダブルとツインの客室があり、二人旅の寝具を選びやすい。川の見える客室を希望する場合は、対応する部屋タイプを選んで確認する。町に泊まれば、プレーしない時間に散歩や食事を楽しめる。コースへ向かう車、クラブバッグの保管、朝食の時間は事前に相談しよう。帰りの移動を翌日に回すことで、クラブの食事を途中で切り上げる必要もなくなる。
二人で申し込むなら、クラブへ直接
メンバー同伴なしのビジター予約が可能で、3〜4人は公式サイトの予約先、1〜2人は受付担当への連絡を案内している。全員のハンディキャップ・インデックスは18.4以下で、当日に確認が必要。受け入れ曜日と、その年の月ごとの対象日も確かめたい。オンラインは全額払いで、取消条件は予約前に読む。今回の二人旅は希望日を複数伝え、昼食の時間やキャディーの手配までまとめて相談するところから始めよう。
| 確認事項 | 用意するもの |
|---|---|
| プレー資格 | 18.4以下のハンディキャップを証明できる書類。 |
| 曜日・期間 | 火・水曜が基本。年度の案内にある休止日等を確認。 |
| 服装 | ゴルフの服と、昼食用のジャケット・ネクタイ・革靴等。 |
| 交通 | ティータイムの前に到着でき、バッグを運べる車を手配。 |
名門の入口をくぐる緊張も、地面に隠れた先へ打つ楽しみも、食事の席では話したい記憶になる。ロイヤル・セントジョージズを回るだけで終わらず、サンドウィッチで一夜を重ねる。全英の歴史を自分の一打で感じ、その日の風を思い出しながら町の食卓を囲む。そんな英国ゴルフ旅を、ここから組んでみたい。