コラム / 名コースを旅する
英国 / イングランド・リンカンシャー州ウッドホール・スパ
ウッドホール・スパへ。 深い砂と ヒースの 名コースを、 村に 泊まって 楽しむ 2泊3日
GOLF DNA 公開: 情報確認:
ホッチキンの松林と深いバンカーを歩く。ダワー・ハウスに泊まり、夕食まで村の中で完結する内陸のゴルフ旅。

イングランドの名コースを旅すると、海辺のリンクスとは別の美しさに出会う。ウッドホール・スパのホッチキンは、松や白樺、ヒースに囲まれた内陸のコース。足元の砂を感じるフェアウェイと、思わずのぞき込む深いバンカーが、静かな村に強いゴルフの個性をつくっている。
この旅はホッチキンの18ホールを中心に、村で2泊する。拠点はコースそばのダワー・ハウス。ラウンド後に長いドライブをせず、部屋で着替えて夕食へ向かう。海の景色を追う旅行とは違う、土と植生と設計の面白さを味わう数日にしたい。
大きなバンカーが、狙う場所をはっきりさせる
ハリー・バードンが設計し、その後にコルトやホッチキンの手が加わったコースは、トム・ドークによる改修でヒースランドの性格を取り戻した。木々や低木の整理、バンカーの復元、ヒースの再生を通して、過度に整えすぎない風景を目指している。広く見える場所にも、次の一打を難しくする砂が待っている。
5番パー3は、その個性を短い一打で感じるホール。公式紹介では奥行きのある細いグリーンを、前と横の大きく深いバンカーが囲む。ピンまでの距離だけを見て打つより、グリーンのどの部分なら自分の球を受け止められるかを考えたい。ナイスショットの喜びと、砂へ入れない判断の手応えを一緒に楽しめる。
バンカーに入ったら、無理にピンへ寄せようとしないのもこの日のゴルフになる。脱出する方向と次の一打を落ち着いて決める。初めてのコースでは、普段のスコアと単純に比べず、良い場所を選べた回数を覚えておくと、食卓で話せるラウンドの内容が増える。
ビジター予約は2人から。ホッチキンを指定する
クラブの公式料金案内は、一般ビジターを受け入れ、最低2人でのティータイムを案内している。ホッチキンの上限は男性・男子のプレーイングハンディキャップ24、女性・女子36。ハンディキャップ・インデックスそのものと混同せず、自分の証明書と使用ティーで条件を満たすかを予約担当に確認しよう。
英国のクラブ会員やiGolf加入者向けには割引があるが、日本のゴルフ場に所属しているだけで適用されるものではない。通常のビジター料金を基準に見積もる。予約時の前金と来場1か月前の全額払いは返金不可として案内されているため、プレー日と移動がつながることを確認してから確定したい。
| 手配項目 | この旅での選び方 |
|---|---|
| コース | 世界100選のホッチキンを指定して予約 |
| 人数と資格 | 最低2人。プレーイングHC男性24・女性36と証明条件を確認 |
| 料金 | 一般ビジターの季節別料金。英国会員割引を前提にしない |
| 追加ラウンド | ブラッケンを加えるなら別のコースとして相談 |
ダワー・ハウスは、ゴルフのそばにある小さな宿
ダワー・ハウスは1905年にホッチキン家の住まいとして建てられ、現在は21室のホテルになっている。ブラッケン・コースの1番フェアウェイのそばに位置し、ゴルフ場と村へ出やすい。泊まる場所自体が土地のゴルフの歴史につながっていることも、ここを選ぶ楽しみになる。
客室は本館と庭を挟んだロッジに分かれる。二人での宿泊なら、客室の場所とベッド構成、朝食の有無をまとめて確認する。18ホールの後に部屋へ戻りやすい宿を選ぶと、ゴルフを詰め込みすぎなくても旅が充実する。出発の朝まで、荷物を広げたまま落ち着いて過ごしたい。
夕食は宿のレストランで、ゆっくり二晩
ホテルのレストランは宿泊者以外も利用でき、公式では昼12〜15時、夜17時30分〜20時30分の毎日営業を案内している。小さなレストランなので、客室を押さえるときに夕食の席も相談する。旅行日の献立を見て選び、古いメニューの料理名や金額を固定した予定にしない。
到着日は早めの夕食で翌日に備え、ラウンド後は着替えてから遅すぎない時間に席へ。グリーンに乗った一打だけでなく、うまく回避したバンカーの話もしてみよう。豪華なレストランを何軒も回らなくても、窓の外の庭と、翌朝急がなくてよい時間があれば、食事は旅のしっかりした楽しみになる。
現地2泊3日。二つのコースを一日に詰めない
| 日程 | 過ごし方 |
|---|---|
| 1日目 | ウッドホール・スパへ移動。ダワー・ハウスに泊まり夕食 |
| 2日目 | ホッチキン18ホール。午後は村と宿で休息 |
| 3日目 | 朝食後に出発。追加するならブラッケンの枠を別に確保 |
ホッチキンとブラッケンを同じ日に36ホール回る方法もあるが、初めての旅なら翌日に分ける方が、それぞれの違いを感じやすい。最終日に追加する場合は、次の移動へ急がなくてよい行程にしよう。英国到着日の長距離移動とラウンドを続けないことも、砂の難しさを楽しむ余裕につながる。
練習では飛距離の確認だけでなく、短いアプローチと砂から球を上げる感触を整える。森に囲まれた写真を見て穏やかな一日を想像しても、防風・雨具は持って行きたい。自然の風合いが残るフェアウェイを歩き、次に来たらどこへ打つかを考える。名コースを知る喜びは、帰り道にも続いていく。