ヘッドプロが 不在の とき、 競技運営や スタート判断は 他の スタッフに 任せられる?
競技運営・権限委任
まず答え
任せられます。ただし、役職名だけで自動的に権限が移るのではなく、競技委員会やコース側が誰に何を任せるかを事前に決めておく必要があります。スターター、支配人、プロ、指定スタッフなどへ役割を分担できます。
詳しい解説
ゴルフ規則では、競技を運営する責任主体は「委員会」です。ヘッドプロ本人が常に現場にいなければ競技を進められない、という仕組みではありません。
R&Aの委員会手続では、日常のプレーに関する委員会の責務は、ゴルフプロ、コース管理者、その他の従業員など一人または複数のコース代表者へ委任されることがあるとしています。競技中も、利用できる人員に応じて委員会が担当を決め、必要な情報提供や規則対応を行います。
USGAの委員会手続はさらに具体的で、委員会の一部の責務を委員会外の人へ委任できる例として、プロ、支配人、その他の指定者に委員会を代表して裁定する権限を与えることや、コース管理責任者へプレー中断の権限を与えることを挙げています。
スタート業務も同じです。R&Aは、可能ならスタートティーにスターターを配置し、必要な情報を選手へ伝え、指定時刻にスタートさせる運用を示しています。USGAもスタート担当者の具体的な職務を定めています。したがって、ヘッドプロ不在でも、権限を与えられたスターターや他のスタッフがスタート業務を担当できます。
ただし、誰でもその場の判断で競技条件を変えたり、委員会にしかできない決定を勝手に行ったりしてよいわけではありません。競技前に「誰がスタート管理をするか」「遅延時の判断を誰がするか」「規則裁定を誰ができるか」「プレー中断を誰が決められるか」を明確にしておくことが重要です。
つまり、必要なのはヘッドプロの常駐ではなく、委員会からの権限分担と連絡系統です。