一人で コース管理作業を する とき、 事故に 備えて どんな 連絡ルールを 決めて おく?
安全管理・単独作業
まず答え
作業開始前に「誰が・どこで・何をするか」を共有し、作業リスクに応じた定期連絡、緊急時の連絡手段、作業終了時の完了確認を決めておきます。携帯電話や無線を使う場合は、その場所で実際に通信できるかも事前確認します。
詳しい解説
一人作業の大きな問題は、事故が起きたことを周囲がすぐ把握できないことです。コース管理では早朝や広い敷地の離れた場所で一人になることがあるため、単に『携帯を持たせる』だけでなく、連絡が途絶えたときに誰がどう動くかまで決めておく必要があります。
米国労働安全衛生庁(OSHA)は、単独作業全般を一律に規制する一般基準はないとしつつ、緊急手順を整え、無線通知機器や携帯電話などの連絡手段を用意することを推奨しています。また、単独作業を具体的に規制している業種では、作業内容に応じた定期的な所在確認と、作業終了時の確認を求めています。
ゴルフ場へ当てはめるなら、最低限そろえたいのは、①作業者名、②作業場所、③予定している作業、④開始・終了予定時刻、⑤次回連絡時刻、⑥連絡が取れない場合に確認へ向かう人、⑦救急要請の方法です。
連絡頻度は一律にしません。クラブハウス近くの軽作業と、斜面での機械作業、池の近く、薬剤作業、落雷が近い状況などでは危険度が違います。危険度が高い作業ほど確認間隔を短くし、場合によっては単独作業自体を避けます。
携帯電話を使うなら、コース全域で電波が入るとは限らない点にも注意します。OSHAも、携帯電話を主要な連絡手段にする場合は作業場所で通信できることを確認する考え方を示しています。電波が弱い区域では無線機や別の連絡手段を用意します。
終了確認も重要です。予定時刻を過ぎても連絡がない場合に『忙しいのだろう』で放置せず、一定時間で確認を始めるルールにします。
結論として、一人作業の連絡ルールは『連絡手段を持つ』だけでなく、『予定共有・定期確認・無応答時の行動・終了確認』まで一組で決めます。