急な 横傾斜の パットでは、 アマチュアは プロより 低い側へ 外しやすい?
パッティング・傾斜知覚
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まず答え
その傾向は実験で確認されています。プロ12人と中級アマ12人が3mの横傾斜パットを行った2024年の研究では、アマチュアはプロより傾斜を小さく見積もり、狙い・構え・打ち出し方向も低い側寄りになりました。ただし左から右へ曲がる1度・3度の条件に限る結果です。
詳しい解説
Hasegawa、Okada、Fujiiの2024年研究では、プロ12人と中級アマ12人が、3mの左から右へ曲がる横傾斜でパットしました。傾斜は1度と3度の2条件で、結果を見た後の修正を避けるため、参加者は打球後の視覚情報を遮るゴーグルを着用しました。
実験では、いわゆる『アマサイド』、つまりカップの手前かつ低い側へ外れる偏りが確認されました。アマチュアはプロより、狙った方向、アドレス時の向き、実際のボール打ち出し方向がいずれも小さく、必要な高い側への補正が不足していました。
さらに、傾斜を再現する課題では、アマチュアの多くが1度・3度の両条件で傾斜をプロより小さく認識しました。研究では、傾斜の認識と狙いには弱い相関も確認されており、急な横傾斜で低い側へ外す背景には、ストロークだけでなく傾斜の見積もりと、それに合わせた打ち出し方向・速度の選択が関係する可能性があります。
ただし、この結果を『アマチュアは必ず低い側へ外す』とは一般化できません。対象は各群12人で、左から右へ曲がる3m、1度・3度という特定条件です。実戦では傾斜方向、距離、グリーン速度、本人の読み方で結果が変わります。低い側へのミスが続く場合は、ストロークだけでなく、読んだ傾斜量と実際の打ち出し方向を分けて確認するのが妥当です。