ゴルフ百科事典

練習場のマットは、硬さや厚みでダフリの感覚が変わる?

練習マット・人工芝

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まず答え

変わり得ます。マットの下層やパッドの厚さ・材質は表面の硬さや衝撃吸収を変えるため、ヘッドが地面へ入ったときの止まり方や跳ね返り方も変わります。ただし、厚いほど必ず本芝に近いとは限らず、芝繊維や下層構造まで含めて判断します。

詳しい解説

練習マットでは、ボールの手前へヘッドが入ったときの「ダフった感覚」が製品によってかなり違うことがあります。理由の一つは、表面の人工芝だけでなく、その下にあるパッドやゴム、ゲルなどが衝撃をどう受け止めるかが違うためです。

マットは打撃面と下層の材質・構成で衝撃への反応が変わります。厚さだけで天然芝への近さやダフリへの反応は決まりません。図は層の役割を見る模式例で、製品の実寸、変形量、厚さの効果を測定した比較ではありません。

人工芝の機械特性を調べた一次研究では、下層パッドを入れた条件はパッドなしより表面硬さが低くなり、構成や厚さによって衝撃応答が変わることが確認されています。これはゴルフ練習マットそのものの試験ではありませんが、人工芝の下層構造が「硬さ」を変えることを示します。

ゴルフ用マットのメーカー資料でも構造差は明確です。Fiberbuiltは、専用の打撃面とゴム基礎によって、従来型マットで起きる強い「ターフショック」を抑え、ヘッドを下へ入れて振り抜ける設計と説明しています。TrueStrikeも、ゲル入りの下層が衝撃と振動を吸収・分散し、天然芝に近い反応を狙った構造としています。

そのため、硬くて変形しにくいマットでは、ダフってもヘッドが表面を滑ったり跳ねたりしやすく、実芝とは違う感触になることがあります。逆に、打撃面が沈み込み、下層が衝撃を受ける構造では、ヘッドがボールの手前へ入ったときに減速や抵抗を感じやすくなります。

ただし「厚さだけ」で本芝に近いかは決まりません。芝繊維の長さと密度、下層の材質、硬さ、床面、濡れの有無などでも反応は変わります。また、ゴルフ練習マットで厚さだけを変え、時の感覚や弾道を直接比較した十分な研究は確認できませんでした。マットを比較するときは、総厚だけでなく、打撃部分がどの程度沈むか、ヘッドが跳ね返らず下へ抜けるか、同じダフリで球が不自然に良く出ないかを合わせて確認するのが実用的です。