ゴルフ百科事典

ゴルフボールの総合距離試験では、何を測って「飛びすぎ」を判定する?

ゴルフボール規格

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まず答え

総合距離基準(ODS)では、承認された試験装置で標準化した条件からボールを打ち、キャリーとランを合わせた総距離を測ります。その距離が規定上限を超えるかで適合を判定し、人が実際に打った最長飛距離を比べる試験ではありません。

詳しい解説

ゴルフボールの『飛びすぎ』を規則上確認する代表的な試験が、Overall Distance Standard(総合距離基準、ODS)です。USGAの用具規則では、承認された試験装置を使い、決められた条件でボールを打って、空中を飛ぶキャリーと着地後のランを合わせた総距離を測ります。

現在の基準では、その総距離が317ヤードに3ヤードの試験許容差を加えた範囲を超えないことが求められています。ここで重要なのは、プロや一般ゴルファーがコースで何ヤード飛ばしたかを測るのではなく、ボール同士を公平に比較できるよう、打ち出し速度・角度・スピンなどを標準化した試験条件で測ることです。

また、ボールにはODSとは別に初速などの適合試験もあります。ODSは『総距離』を見る試験なので、初速だけを見て飛びすぎかどうかを決めるものではありません。

USGAとR&Aは2023年に将来の試験条件変更を発表しましたが、2026年6月17日の共同声明で、ODSの試験方法は少なくとも2030年1月まで変更しない方針を示しました。したがって、2026年時点では将来案と現在の適合試験を混同しないことが重要です。

つまり、規則上の『飛びすぎ』は実戦の一発の最大飛距離ではなく、統一された試験条件で得られたキャリー+ランの総距離で判断します。