「接待ゴルフ」は 日本特有の 文化なの?
ゴルフ社会学
まず答え
日本だけの文化ではありません。海外でも、取引先や顧客との関係づくりにゴルフを使う例はあります。ただし、日本で「接待ゴルフ」と呼ばれる慣行と、海外の企業ゴルフ・顧客交流は、頻度や作法、誰が費用を負担するかなどが同じとは限りません。
詳しい解説
取引先や顧客とゴルフをし、会話や交流を通じて関係を深める行為そのものは、日本特有ではありません。
米国の例では、USGAと保険会社Sentryの提携発表の中で、Sentryはゴルフとコース上での会話を通じて、顧客などとの長期的なビジネス関係や友情を築いてきたと説明されています。Sentryは企業向けホスピタリティにも参加しており、ゴルフが顧客・取引関係の形成に使われていることが公式資料から確認できます。
またPGA of Americaも、PGA Showを世界のゴルフ業界における大規模なビジネスイベントとして位置づけ、業界関係者同士の交流やネットワーキングを重要な機能として挙げています。これはラウンドそのものではありませんが、ゴルフがスポーツだけでなく商談や人間関係形成の場にもなることを示す一例です。
したがって、『仕事上の関係者とゴルフをして関係を築く』という行為を日本固有とするのは正確ではありません。
一方、日本語の「接待ゴルフ」には、招待する側・される側、費用負担、送迎、予約、贈答、プレー中の気遣いなどを一体として捉えるニュアンスがあります。こうした具体的な慣行が海外でも同じ形式・頻度で行われていることまでは、上記資料からは確認できません。国や企業によって贈答・接待の規則やコンプライアンスも異なります。
つまり、ゴルフをビジネス関係づくりに使う文化は国際的に存在しますが、日本の『接待ゴルフ』という呼び名や細かな運用まで世界共通とは考えない方が正確です。