プロの ダウンスイングでは、 骨盤と 胸郭の 連動は 頭と 胸郭の 連動より 強い?
セグメント協調・骨盤胸郭/頭胸郭
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まず答え
男性プロ14人を3D計測した研究では、骨盤―胸郭の連動は頭―胸郭より強く、平均R²は骨盤―胸郭0.92、頭―胸郭0.76でした。ただし少人数の男性プロの結果で、頭を固定すべきという意味ではありません。
詳しい解説
Horanらの2012年の研究では、男性プロゴルファー14人のダウンスイングを光学式の3次元動作計測で記録し、頭・胸郭・骨盤の動きを比較しました。各部位の速度や角速度を求めたうえで、部位どうしの動きがどの程度そろっているかを相互相関で解析しています。
結果は、胸郭―骨盤の連動が全方向平均でR²=0.92と強かったのに対し、頭―胸郭は平均R²=0.76で、よりばらつきの大きい関係でした。研究者らは、骨盤と胸郭の強い連動がダウンスイング中の運動制御を単純化し、再現性のある運動パターンを作る一つの方法である可能性を示しています。
ただし、この結果は『頭を胸郭と切り離して動かす方が良い』『頭は動かさない方が良い』という処方ではありません。頭―胸郭の連動が骨盤―胸郭より弱かったという群の特徴を示したもので、個々の選手で最適な頭の動きを決めた研究ではありません。
また対象は男性プロ14人だけです。アマチュア、女性、シニアでも同じ数値になるとは確認されていません。3D解析では、骨盤―胸郭の連動を一つの観測指標として見つつ、クラブ速度、打点、球筋、再現性と合わせて評価するのが妥当です。