ゴルフ百科事典

朝のコースセットアップは、毎日同じ内容をこなせばいい?

コース管理・日次セットアップ

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まず答え

基本作業は共通でも、毎日まったく同じ内容・場所で行うわけではありません。天候、芝の状態、グリーン速度、前日の傷み、当日のプレー予定を見て、カップ位置、ティーマーカー、刈込み、バンカー整備、散水などの優先度や実施場所を調整します。

詳しい解説

ゴルフ場の朝のセットアップには、グリーンなどの刈込み、カップ位置の変更、ティーマーカーの移動、バンカー整備、落枝やごみの除去、病害虫の確認、必要箇所への散水など、毎日繰り返す基本作業があります。USGAは、これらの多くをプレー開始前の限られた時間に行うため、朝の数時間がコース管理で特に重要だと説明しています。

ただし、作業表を毎日そのまま繰り返すだけではありません。例えばカップ位置は、単純な順番だけでなく、その日のグリーン速度、周辺の傷み、過去のカップ跡、雨で水がたまりやすい場所などを見て選びます。USGAが紹介する管理例でも、速い日は急傾斜を避け、湿った日は水がたまりにくい場所を選ぶなど、当日の条件を反映しています。

ティーマーカーも同じ位置へ固定しません。位置を動かすことでやディボットを分散し、芝を回復させます。一方で、全ホールを一斉に前や後ろへ動かしすぎるとコース全体の実質距離が変わるため、18ホール全体のバランスも確認します。

刈込みやバンカー整備なども、天候、スタッフ数、機械の状態、当日のスタート時間で優先順位が変わります。USGAは、天候や人員、機械の利用状況によって、朝のうちにすべての作業を完了できない日があることも示しています。大雨後なら排水や安全確認が先になり、高温・乾燥時なら水分管理の優先度が上がります。

つまり日次セットアップは「毎朝同じ作業を同じ場所で行うこと」ではなく、一定の基準作業を持ちながら、その日のコース状態とプレー予定に合わせて内容を調整する仕事です。見た目を毎日同じにすることより、芝を傷めず、公平で安全なプレー条件をその日に合わせて作ることが目的です。