ゴルフ百科事典

ショートゲーム練習施設の「練習バンカー」は何のためにある?

ショートゲーム練習施設

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まず答え

バンカーショットを反復して練習するための専用設備です。ショートゲーム練習区域の一部としてグリーンと組み合わせ、コースに近い状況でチップ・ピッチ・バンカーショットを練習できるようにします。ただし砂や形状は施設ごとに違うため、本コースと同じ反応になるとは限りません。

詳しい解説

練習バンカーは、ショートゲーム練習施設の中でバンカーショットを安全に反復するための専用設備です。USGAの大会開催施設向け資料では、ショートゲーム練習区域をチッピング、ピッチング、バンカーショットを練習する場所として扱い、できるだけ本コースに近いコンディションを用意する考え方を示しています。

打つ方向と使用区画を指定すると、打球線の交差を減らし互いの動きを予測しやすくなります。区画のローテーションには芝を休ませる役割もあります。図は施設の許可区域や必要安全距離を示すものではなく、現地の指示を優先します。

重要なのは、バンカー単体ではなく、周囲の練習グリーンや打球方向との組み合わせです。USGAが紹介したCutten Fieldsの旧練習施設では、2つの練習バンカーが互いに向かい合い、一方から打った球がグリーンを越えると反対側へ届く可能性があったため、同時利用の安全性が課題になっていました。練習バンカーは、打つ人、待つ人、反対側の利用者の打球線が交差しにくい配置が必要です。

また、練習バンカーの砂が本コースと同じとは限りません。USGAは、砂の粒度・粒形、水分、深さ、排水、ならし方などで硬さやボールの沈み方が変わると説明しています。そのため練習バンカーで覚えた距離感を、そのまま本コースへ固定的に当てはめるのは適切ではありません。

実際に使うときは、施設が指定する打球方向と利用区域に従い、同時に使う人の位置を確認します。設備としての役割は、単に砂から打つ場所を作ることではなく、コースで起こるバンカーショットを反復しつつ、他の利用者と打球線を分離できる練習環境を作ることです。