ゴルフ百科事典

ゴルフの「指別グリップ圧」って何?

グリップ・計測

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まず答え

指別グリップ圧は、クラブを握る力を手全体の1つの値にせず、親指・人差し指・中指・薬指・小指など部位ごとに分けて測る指標です。どの指がどの局面で強くクラブを支えているかを見られますが、全員共通の理想配分があるとは限りません。

詳しい解説

ゴルフの「指別グリップ圧」は、グリップへ加わる力を左右の手や各指の位置ごとに分けて計測したものです。センサー付きグリップなどでは、手全体の合計だけでなく、どの指・どの領域がどの程度の力を出しているかを時間軸で記録できます。

同じ総グリップ力でも、左右の手や各指・部位への分布は違います。図の4・4と6・2は説明用の任意単位で、研究の平均や推奨配分ではありません。力の大きさと、面積あたりの圧力も区別して読みます。

LanglaisとBrokerの2014年研究では、ハンデ0〜7の8人が自分の7番アイアンとドライバーを打ち、左右の手と手の中の部位別グリップ力を測定しました。研究では、リード側の手、とくに最後の3本の指から大きな力が生じる傾向がみられました。一方で、力の大きさやピークが出る時期にはゴルファー間の違いも大きく、同じ人の中では複数スイングにわたって特徴的な波形が比較的再現されました。

つまり指別グリップ圧は、「どの指で握るべきか」を一発で決める数値ではなく、本人の握り方の分布と時間変化を見るための指標です。また、センサーによって表示が圧力なのか力なのか、測定面積やセンサー配置も違うため、別機器の絶対値をそのまま比較しない方が安全です。

実用上は、①左右どちらの手か、②どの指・領域か、③スイングのどの局面か、④使用クラブ、⑤同じセンサー構成かをそろえて比較します。固定の『正解配分』より、本人の再現性や、球筋・・クラブ速度が変わったときにどの指の力がどう変化したかを見る用途に向いています。