ゴルフ百科事典

ゴルフ場の旗竿についている「プリズム」は何のため?

距離計・旗竿プリズム

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まず答え

レーザー距離計が旗竿を捉えやすくするための反射部品です。ガラス製などのプリズムでレーザー光を強く返し、旗竿までの距離を安定して測りやすくします。プリズム自体が距離情報を送信したり、GPSの位置情報を出したりするわけではありません。

詳しい解説

旗竿の上部や途中についているプリズムは、レーザー距離計から出た光を反射しやすくするための部品です。Standard Golfのレーザーリフレクターは、複数のガラスプリズムを周囲へ配置して反射性を高め、死角を減らす構造としています。同社のプリズム内蔵旗竿も、5個のプリズムを埋め込んで360度方向からレーザー距離計で捉えやすくする設計です。

TOF方式では、光を発射して戻るまでの時間を測り、往復分を二で割って直線距離を求めます。送受信の矢印は見やすく離して描いています。ピンの選択や高低差補正は別の処理です。

レーザー距離計は、機器から発したレーザー光が対象物で反射して戻るまでの時間などを使って距離を求めます。Bushnellの公式マニュアルでも、赤外線パルスが対象物へ往復する時間から距離を計算し、測定可能距離は対象物の反射性によって変わると説明されています。つまり、旗竿側の反射性が高いほど、細い旗竿を遠くから測るときに信号を受け取りやすくなります。

プリズムの役割は、距離を『記憶する』ことではありません。コース側がプリズムへ100ヤードや150ヤードといった数値を書き込んでいるわけではなく、GPS衛星と通信しているわけでもありません。あくまでレーザーを返しやすい目標を旗竿へ付ける仕組みです。

また、プリズムがない旗竿でもレーザー距離計は測定できます。実際、現在の距離計には旗を識別してロックする機能もあります。ただし、対象物の大きさ、色、角度、天候などで反射条件は変わるため、プリズムは測定を助ける補助設備と考えるのが適切です。