ベテランの コース管理の 判断を 新人へ 引き継ぐには、 何を 記録して 残すべき?
人材育成・標準化
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まず答え
「何をするか」だけでなく、コース図、作業手順、走行・駐車禁止場所、刈り方、担当別の基準、安全・緊急対応、連絡先まで文書化します。ベテランの頭の中にある判断を、現場で新人が確認できる形にすると引き継ぎやすくなります。
詳しい解説
コース管理の引き継ぎで残すべきなのは、単なる作業予定表ではありません。USGAは、ゴルフ場には日々の管理目標と、それを達成するための手順をまとめた書面の管理基準が必要だとしています。
特に新人が迷いやすいのは、経験者にとって「当たり前」になっている情報です。USGAが紹介する現場用の情報冊子には、コース全体と各ホールの地図、管理区域の定義、管理車両を走らせる場所・避ける場所・駐車場所、バンカーレーキの位置、刈込み方向、刈草の処理、通常日・週末・大会時の作業ルートなどが含まれています。
担当別の仕事も具体化します。ホールカップ交換、バンカー整備、交通管理、練習場管理などについて、「担当者名」だけでなく、どの状態を完成とするか、どこへ何を置くか、必要な機械や道具まで残します。そうすると新人が人によって違う説明を受けにくくなります。
安全情報は別枠で必須です。機械の扱い、スタッフの基本ルール、けがや急病時の連絡方法、救急車をどこへ誘導するか、緊急連絡先などを、現場ですぐ見られる形にしておきます。
重要なのは、文書を一度作って終わりにしないことです。USGAの事例では冊子を毎年見直し、新しい情報や改善点を加えています。つまり引き継ぐべきなのは「昔からこうしている」という結論だけではなく、日々の管理目標、具体手順、場所ごとの注意、安全対応を、後任が再現できる形で更新し続けることです。