ゴルフ百科事典

クラブヘッドの「溶接接合」は、何をつないでいる?

素材・製造

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まず答え

別々に作った金属部品を、熱や圧力などを使って接合しています。たとえば中空アイアンには、薄いフェースを別材料のボディへ溶接する設計があります。部品の形を作る鍛造・鋳造と、部品同士をつなぐ溶接は別の工程です。

詳しい解説

溶接接合は、金属部品の接合部へ熱や圧力などを加え、一体の接合部を作る方法です。OSHAの解説では、熱を使って金属を溶かす方式や、熱と圧力を使う方式などが区別されています。溶接といっても一種類ではなく、材料や必要な接合形状に応じて方法が選ばれます。

ゴルフクラブでは、別に作ったフェースとヘッドのボディをつなぐ用途があります。はについて、鍛造したC300マレージング鋼のフェースを、17-4ステンレス鋼の中空ボディへ溶接すると公式に説明しています。フェースとボディにそれぞれ必要な材料・形状を使い、後から一つのヘッドへ組み立てる設計です。

このため「鍛造フェース」と「溶接されたヘッド」は矛盾しません。鍛造は部品を成形する工程、溶接は部品を接合する工程であり、一つの製品の中に両方が使われることがあります。一方、一本の金属から作る構造や別の接合方法もあるので、すべてのクラブに同じ溶接部があるとは限りません。

別に成形したフェースとボディを溶接でつなぐ設計があります。図は工程の役割を分けるブロック図で、PING等のヘッド形状、溶接線の配置や実際の接合断面ではありません。鍛造等で部品を作る工程と溶接で組み合わせる工程は両立し、全クラブが同じ構造や接合方法とは限りません。接合の有無だけで性能や耐久性を判断しません。

溶接があることだけで、打感が悪い、壊れやすい、反対に高性能だと決めることもできません。材料、接合部の位置と形、製造条件、検査、ヘッド全体の設計を合わせて見る必要があります。