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ゴルフ百科

熟達化/パターン認識・意思決定

上級者は、なぜコースで状況判断が速いの?

単純に反応速度が速いというより、経験から重要な情報の組み合わせを素早く見つけ、過去の似た状況と結び付けやすいことが理由の一つです。熟達すると、見るべき情報を絞って判断する「パターン認識」が発達します。

上級者の判断が速く見えるのは、毎回すべてを一から計算しているからではありません。スポーツの熟達研究では、経験を重ねた選手ほど、状況の中から重要な手掛かりを選び、意味のあるまとまりとして認識し、次に起こりそうなことを予測する能力が高い傾向があります。

ゴルフなら、ライ、風、傾斜、ハザード、残り距離などを個別に眺めるだけでなく、「この条件ならこの球筋と狙い方」という形で過去の経験と結び付けやすくなります。ゴルファーの視線研究でも、技能レベルによって情報の取り方に違いが報告されています。ただし、上級者でも初めてのコースや強いプレッシャーでは判断が遅れたり外れたりします。速さそのものより、必要な情報を選んで適切な選択へつなげることが熟達の特徴です。

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