ゴルフ百科事典

ゴルフボールのコア材料は、なぜ混ぜ方まで厳密に管理するの?

ゴルフボール製造工学

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まず答え

は複数の原材料を混ぜて作るため、配合量、混ぜる時間、温度や湿度がずれると、硬さや反発性などが変わるからです。同じモデルを安定して作るには、原材料の計量と混練条件をバッチごとにそろえる必要があります。

詳しい解説

ゴルフボールのコアは、単一のゴムだけを丸く固めて作るわけではありません。代表的なソリッドコアでは、主成分のポリブタジエンに複数の材料を加え、所定の配合で混ぜてから成形工程へ送ります。

は公式の製造解説で、コア配合を製造工程の出発点とし、約十数種類の原材料を正確に計量し、温度・湿度と工程時間まで管理していると説明しています。同社のBall Plant 3では、原材料と粉末状の化学物質をポリブタジエンと混ぜ、加熱しながら混練した後、シート状に冷却して各バッチを検査しています。

混ぜ方が重要なのは、配合がコアの物性へ直接つながるためです。たとえばTitleistは、架橋に関わる成分の量が変わると、コアの反発性と硬さのバランスが変化すると説明しています。反発性を高める方向へ配合を振りすぎれば、打感が必要以上に硬くなるなど、狙った性能から外れる可能性があります。

さらに、同じレシピでも温度や混練時間が揃わなければ、原材料の分散や後工程での硬化状態が変わり、バッチごとのばらつきにつながります。そのため混練後の材料を物性検査し、規格外のバッチを次工程へ流さない品質管理が行われます。

具体的な配合や装置はメーカーとモデルごとに異なりますが、コア混練は『材料をただ混ぜる工程』ではなく、ボール速度、打感、圧縮特性などの再現性を作る最初の重要工程です。