ゴルフ百科事典

大雨の後にゴルフ場の池が濁るのはなぜ?

池・水質・雨水流出

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まず答え

大雨で地表の土や有機物が流され、細かな粒子が池へ入り込んで水中に浮くためです。流入量が大きいほど一時的に濁りやすく、岸や排水路の侵食が強い場合は濁りが長引くこともあります。

詳しい解説

大雨の後に池が茶色や灰色っぽく濁る主な理由は、雨水が地表を流れるときに土や細かな有機物を運び、それらが池の中で浮遊するためです。この「水中に浮いた細かな粒子」が増えると、透明度が下がって濁って見えます。

強い雨による表面流は、肥料成分や土砂を水域へ運ぶことがあります。植生帯は流入を抑える手段の一つですが、全成分を除去する設備ではありません。軽い灌水と流出を起こす豪雨は区別します。

EPAは、強い雨ほど侵食と雨水流出を増やし、河川や湖へ運ばれる土砂が増えることで濁度が上がると説明しています。ゴルフ場でも同じで、裸地、工事箇所、傾斜地、排水溝、バンカー周辺などから細粒土砂が流れ込むと、池が一時的に濁ります。

USGAも、池や水路の周辺に植生帯を設けると、流入前に土砂や栄養分を捕捉でき、侵食と水質悪化を抑えられるとしています。つまり、大雨後の濁りそのものは自然な反応でもありますが、毎回ひどく濁る場所では、どこから土砂が流れ込んでいるかを確認する価値があります。

濁りが数日で沈んで戻る場合と、長期間続く場合では意味が違います。長引く場合は、細かな粘土粒子が沈みにくい、流入が継続している、岸が崩れている、底泥がかき回されているなど別の要因も考えます。また、緑色の濁りは藻類が主因の場合があり、大雨後の土砂による濁りとは切り分けます。

対策は、池だけを処理するより、上流側の侵食防止、排水経路の安定化、植生バッファーの確保など、土砂が池へ入る前に止める方が基本です。