ゴルフ百科事典

レーザー距離計が同じピンを測っても、距離が毎回少し違うのはなぜ?

レーザー距離計・測距誤差

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まず答え

レーザー距離計にも測定の許容誤差があり、照準の揺れで旗・ピン・背景のどこを拾うかが変わるためです。さらに雨、強い日差し、対象物の大きさや反射しやすさでも測りやすさが変わります。数回測り、旗を安定して捕捉した値がそろうか確認します。

詳しい解説

同じ場所から同じピンを測っても、表示が少しずれること自体は異常とは限りません。レーザー距離計には機種ごとの表示単位と公称精度があり、その範囲内では測定値が少し動くことがあります。たとえばNikon COOLSHOT PROII STABILIZEDは、700ヤード未満の実距離について公称精度を±0.75ヤードとしています。

もう一つ大きいのが照準です。遠くの細いピンだけを狙うと、手ぶれでレーザーが旗、ピン、奥の木や斜面などへ移りやすくなります。Garmin Approach Z82の取扱説明書も、最良の結果を得るには本体を安定させ、細いピンではなく旗を狙うよう案内しています。背景を除外して旗を捕捉する機能がある機種でも、狙いがずれれば測定対象が変わる可能性があります。

背景の木や斜面を拾うと、意図した旗までの距離とは異なる値になります。近い対象を優先する方式や捕捉の通知は機種ごとに異なり、機能名だけで同じ判定方法や精度とは扱いません。光の戻りは省略しています。

環境条件も影響します。Garminは、周囲の明るさ、天候、対象物の反射率、大きさ、対象への角度が測距に影響すると説明しています。強い日差しや雨は測距能力を下げ、反射しやすい大きな対象は捕捉しやすくなります。Nikonも、対象物の形状・表面状態や天候によって仕様どおりの測定ができない場合があり、雨粒で測定できないことがあるとしています。

そのため、同じピンで値が少し違うときは、まず同じ場所から旗の中央を狙い、手を安定させて2〜3回測ります。旗捕捉の表示や振動がある機種なら、その確認が出た測定同士を比べます。近い値にまとまれば、その範囲を実用値として扱えます。

一方、数ヤード以上大きく飛ぶ値が混じる場合は、奥の木や斜面を拾っていないか確認します。毎回の差がメーカー公称精度を大きく超えて続くなら、レンズの汚れ、電池、測定方法、機器の状態を順に確認します。『同じピンなら必ず1ヤード単位まで完全一致する』とは考えない方が適切です。