ドライバーなしの全英優勝 ミケルソンが17番で3Wを2回握った
GOLF DNA編集部🌐
3行まとめ
- 2013年全英、ミケルソンはドライバーを抜き、13度の3番ウッドを最長クラブにした。
- 最終日の17番では同じ3Wをティーとフェアウェイから続けて打ち、バーディー。
- 2008年には同じ『ドライバーなし』が失敗していた。
2013年の全英オープン最終日。フィル・ミケルソンは首位と5打差からスタートし、ドライバーを1本も入れていなかった。バッグの最長クラブはロフト13度の3番ウッド、キャロウェイ「X Hot 3Deep」。
その選択が一番はっきり見えたのは、勝負どころの17番だった。
17番、同じ3Wをティーと地面から
パー5の17番で、ミケルソンは3Deepをティーから打ち、2打目も同じクラブをフェアウェイから握った。メーカーの当時発表では、2打目は向かい風のなか残り308ヤード(約282m)。グリーンに届かせて2パットのバーディーを奪った。
18番もバーディー。最終日は「66」、通算3アンダーで、2位に3打差をつけて全英初優勝を果たした。大会公式によると、アンダーパーで終えたのはミケルソンだけだ。
ドライバーを抜いたのに、長い2打目も打てた
3Deepはドライバーの代役としてティーで使える一方、フェアウェイからも打てる深いフェースの3番ウッドだった。17番ではその二つの役割を、同じクラブで続けて果たした。本人も優勝後、この2打こそドライバーを入れなかった理由だと振り返っている。
ただし、これは『3Wなら必ず曲がらない』という話ではない。2008年の全米オープンでもミケルソンはドライバーを抜いたが、3Wでフェアウェイを外し、週末にはドライバーを戻した。
14本を番手でなく役割から選ぶ
2006年のマスターズでは、逆にドライバーを2本入れて優勝している。2013年全英の0本と2006年の2本は極端だが、同じ選手の選択だ。
2013年の17番では、最長クラブを抜いたことより、残した1本でティーショットと長い2打目を両立できたことが決め手になった。『とりあえずドライバーを入れる・抜く』ではなく、そのコースで必要な仕事から14本を決める。ミケルソンのバッグは、その考え方を少し大げさなほど鮮やかに見せた。
出典:The Open / prnewswire.com / GOLF.com
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- 勝因とは断定せず、コースからクラブ構成を逆算した発想を見る。