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スタート15分前にアイアンが破損、50歳ミケルソンは予備4番ウッドでメジャー優勝

全米プロ最終日のスタートまで、約15分。フィル・ミケルソンがアイアンをバッグへ戻すと、弟でキャディーのティムがフェースの亀裂に気づいた。2021年5月23日、50歳でメジャー最年長優勝を目指していた最終ラウンド直前の出来事だ。

破損したアイアンに代えて予備ウッドをバッグへ入れる一場面の概念イラスト。実際の選手や用具を再現した画像ではない。

ミケルソンは予備クラブへ替えた。ただし、入れたのは同じアイアンではなく、4番ウッドだった。

前日にはミニドライバーも壊れていた

用具のトラブルは、その週末で二度目だった。前日の第3ラウンドでは、2番ウッドとして使っていたミニドライバーのフェースが変形。本人は優勝後の会見で、12番と13番で不自然なショットが出たと振り返っている。

こちらは予備ヘッドを持っていたため、交換して日曜に備えられた。ところが翌日のスタート前、今度はユーティリティ型アイアンに亀裂が見つかった。

GOLF.comの用具取材によれば、壊れたのはロフト16度のキャロウェイX Forged UT。スタート約15分前という時点も、同記事が伝えている。

番手ではなく、打てる距離で選ぶ

代わりに投入したのは、キャロウェイMavrik Sub Zeroの4番ウッド。米国男子(PGAツアー)の用具記事によると、そのクラブで練習したのは火曜日が最後だった。それでもミケルソンは、日曜の3番、4番のティーショットなどで実際に使った。

本人が会見で説明した選択の理由は、元の長いアイアンと打てる距離が近かったこと。形も番手も違うが、必要な距離を任せられるクラブが手元にあった。

報道では壊れたアイアンの番手表記に揺れがある。本人も会見で1番、2番という呼び方を使っており、ここではユーティリティ型アイアンとして扱う。代わりが4番ウッドだったからといって、短い番手に大きく落としたという意味ではない。

二つの故障に、二通りの備え

この日、ミケルソンはキアワアイランドのオーシャンコースで通算6アンダーの優勝を決め、50歳で当時の男子メジャー最年長優勝者になった。

予備4番ウッドが何打ぶん勝利に貢献したかは分からない。元のアイアンと弾道まで同じだったと示す測定結果もない。ただ、ミケルソンは代わりに使えたと説明し、実戦にも投入している。

前日は同じモデルの予備ヘッド。日曜は、距離が近い別の種類のクラブ。歴史的な優勝の週末には、壊れ方も対応も異なる二つのクラブ交換があった。

3行まとめ
  • 50歳のフィル・ミケルソンは2021年の全米プロ最終日、スタート約15分前にアイアンの亀裂が見つかり、予備4番ウッドへ替えた。
  • 前日にはミニドライバーも破損。
  • こちらは予備ヘッドで対応しており、優勝した週末に二つの用具トラブルが起きていた。

GOLF DNA編集部🇺🇸

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出典:PGA TOUR / GOLF.com / pgachampionship.com

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