サイン用の球を探して発覚 別モデルのPro V1xでヘンリーの69が77に
GOLF DNA編集部🇲🇽
3行まとめ
- ラッセル・ヘンリーは2019年、ラウンド後にサイン用の球を探し、別モデルのPro V1xを使った違反に自分で気づいた。
- 4ホールに各2罰打が加わり、69は77に変更され予選落ち。
- 小さな印の違いがスコアを変えた。
69で回り終え、スコアカードにも署名した。その後、サインして渡す球をバッグから探していたラッセル・ヘンリーは、ラウンド中に使った1球が別モデルだったことに気づいた。2019年のマヤコバ・ゴルフ・クラシック、第2ラウンド後の出来事だ。
球は、いつも使うものと同じタイトリスト Pro V1x。米国男子(PGAツアー)の公式記事によると、違いは小さなダッシュなどのマーキングだった。ヘンリーはルール担当者へ自ら申告した。
4つのパーが、4つのダブルボギーに
ヘンリーがその球を使ったと判断したのは9〜12番の4ホール。当時の競技ではワンボールルール違反に各ホール2罰打が課され、合計8打が加わった。4ホールともパーだったスコアは、それぞれダブルボギーに。69は77へ訂正され、予選落ちとなった。
サイン用の球を探したことが違反なのではない。その前に、別モデルの球を4ホールで使っていたことが原因だ。本人が気づいた時には、ラウンドはもう終わっていた。
商品名が同じでも、同じモデルとは限らない
この条件の狙いは、ホールやショットに応じて性能の異なる球を使い分けることを防ぐことにある。R&Aの現行モデルローカルルールG-4では、ラウンド中に打つ球を「適合球リストの同じ一項目に載るブランド・モデル」にそろえる。
判断の単位は商品名だけではない。同じPro V1xに見えても、リスト上の別項目なら、この条件では別の種類の球になる。ヘンリーの出来事は、名前を確かめるだけでは見落とせる違いを示している。
2019年の8罰打を、そのまま今に当てはめない
2026年10月6日に確認した現行G-4の罰則は、違反球で打った各ホールにつき1罰打。現行のモデルルールを採用した競技で、違反が4ホールに限られるなら4罰打だ。違反に気づいた後は、次のティーイングエリアから元のブランド・モデルに戻さなければ失格になる。
そもそもワンボールルールは、委員会が採用する競技条件で、あらゆるラウンドに自動適用されるものではない。R&Aはプロや高度なアマチュアの競技での採用を勧めている。ヘンリーの「8罰打」を、普段のゴルフで球を替えた時の罰として覚えないことが大切だ。
この件で印象に残るのは、小さな違いを見つけたのがヘンリー自身だったことだ。ラウンドは終わっても、69は本人の申告で77に変わった。
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