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278ヤード先で アルバトロス、 打った 本人に 教えたのは 石川遼だった
278ヤード先でボールがカップに入った。ところが、打った本人には見えていなかった。
2025年4月12日、日本男子ツアーの東建ホームメイトカップ第3ラウンド。三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で、出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)が12番パー5の第2打を沈めた。2打でホールを終える、人生初のアルバトロスだった。
日本ゴルフツアー機構(日本男子(JGTO))は使用クラブを2番アイアンと記し、現地取材のGDOはアイアン型ユーティリティと表現している。長いクラブで放った球の落下地点は見えず、歓声だけが届いた。近くに寄ったのか、入ったのか。出利葉はまだ半信半疑だった。
歓声の答えは、すれ違いざまに届いた
グリーンへ向かう途中、1組前を回っていた石川遼とすれ違った。日本男子(JGTO)によると、石川からかけられたのは「誰か入ったみたいだよ」という言葉。それを聞いて、出利葉は自分の球が入ったと確信した。
石川がカップインを目撃したかどうかは、記事には記されていない。それでも、278ヤードを打った本人が知らない結果を、別の組の選手の一言で知ったという順番が面白い。
直前の9番からは3連続バーディ。その次に3打縮めるアルバトロスが加わり、わずか4ホールで6打伸びた。一気に優勝争いへ入り、喜びよりも、残るホールをどう回ればよいのかという戸惑いが先に来たという。
次のパーにも、別の難しさがあった
続く13番パー3では、落ち着かないまま打ったティショットがグリーンを外れた。アプローチにも難しいライが残ったが、出利葉は3メートル弱のパーパットを沈めた。日本男子(JGTO)の取材で、本人はこのパーセーブをよかったと振り返っている。
その日は66、通算12アンダーで首位と5打差の3位タイ。翌13日は雨によるコースコンディション不良で最終ラウンドが中止され、大会は54ホールで終了した。アルバトロスは記録に残り、出利葉の順位も3位タイで確定した。
同年10月24日には、日本男子下部の日本男子・下部(ACNツアー)最終戦でプロ初優勝を挙げた。こちらは本戦18番で約6メートルのパーパットを決めてプレーオフに残り、青山晃大を破ったものだった。
278ヤードから入れる一打と、外せば優勝争いから落ちるパーパット。同じ年の出利葉には、距離も状況もまるで違う、忘れがたい場面があった。
3行まとめ
- 出利葉太一郎が278ヤードから決めたアルバトロスは、打った本人にはカップインが見えていなかった。
- 2025年の東建ホームメイトカップ。
- グリーンへ向かう途中、すれ違った石川遼の言葉で入ったと確信した。
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