ゴルフ百科事典

選手が競技中に救急搬送されたら、そのラウンドやスコアはどう扱われる?

大会運営・救急

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まず答え

通常の個人ストロークプレーでは、搬送されて競技に戻れなければラウンドを完成できず、未プレーのホールへ競技スコアを自動補填することはありません。ハンディキャップ用スコアは別制度で、けが・病気による未完走を有効理由として扱える場合があります。

詳しい解説

救急対応が必要なときは、通報・処置・搬送を優先します。規則上の回復時間を理由に救急対応を遅らせません。

突然の病気やけがでも、回復して競技を続けられるかどうかは別の判断です。R&Aの規則5.6aの解釈では、通常は回復のために最大15分を認め、それを超えて続行できない場合は不当な遅延となり得るとしています。これは救急搬送が必要な人を15分待たせるという意味ではありません。

それでも競技へ戻れない場合、通常の個人ストロークプレーでは各ホールをホールアウトしてラウンドを完成する必要があります。Rule 3.3cは各ホールのホールアウトを要求しているため、搬送後の未プレーホールに競技用のスコアを自動で入れて順位を成立させる仕組みではありません。大会の記録上は、競技を継続できなかった選手として扱われます。

一方、ハンディキャップ計算は競技順位とは別です。USGAのWorld Handicap Systemでは、けがや病気は一部ホールをプレーできなかった有効な理由になり得ます。必要な最低ホール数などの条件を満たせば、未プレーホールに期待スコアを用いてスコア・ディファレンシャルを作る場合があります。

つまり「競技のスコア」と「ハンディキャップ用の記録」は分けて考える必要があります。なおStablefordやMaximum Scoreなど別形式では未完了ホールの扱いが異なります。