障害に 合わせて クラブを 改造しても、 ゴルフ規則上 そのまま 使える?
アダプティブゴルフ・用具規則
まず答え
いいえ。障害があるからといって、クラブを自由に改造してそのまま使えるわけではありません。原則は通常の用具規則が適用され、例外としてクラブ長やグリップなど一部の変更が、必要性と「不当な利益を与えないこと」を条件に委員会から認められる場合があります。
詳しい解説
規則25は、障害のあるプレーヤーが公平にプレーできるよう通常のゴルフ規則を一部修正しますが、クラブやボールなどの用具を自由に変更できる制度ではありません。R&Aの用具規則Part 7は、原則として用具規則はそのまま適用されるとしたうえで、限られた例外を定めています。
代表的な例はクラブの長さです。身体上の必要性を示せるプレーヤーは、委員会の許可があれば48インチ(1.219m)を超えるクラブを使える場合があります。ただし、パターを除く最短クラブと最長クラブの差を10インチ以内にするなど条件があります。なお、パター以外の長さを46インチに制限するモデルローカルルールG-10が採用された競技では、身体上の必要性による長さの例外は使えません。競技条件も確認してください。
もう一つはグリップです。指の欠損などで通常のグリップを使いにくい場合、通常の用具規則に適合しない形状のグリップでも、委員会が必要性を認め、他のプレーヤーに対して不当な利益を与えないと判断すれば認められる場合があります。R&Aは、こうしたグリップは原則として市販品で、手の位置を強制する練習用グリップのような形状は避ける考え方を示しています。
つまり判断の軸は「障害があるか」だけではなく、変更がそのプレーヤーに本当に必要か、競技上の不当な利益にならないかです。規則に明記された例外以外の改造は、自分だけで適合と判断せず、競技前に委員会へ確認し、必要ならR&AやUSGAへの照会を行うのが安全です。