ゴルフ百科事典

ゴルフ参加人口が増えた1年だけで、「人気が定着した」と判断していい?

参加人口・継続率

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まず答え

1年の増加だけでは不十分です。定着を見るなら、数年続けて参加者が維持・増加しているか、新規参加者が翌年以降も残っているか、実際のプレー回数も続いているかを合わせて確認します。

詳しい解説

ゴルフ参加人口が前年より増えたことは良い材料ですが、それだけで「人気が定着した」とまでは言えません。単年の数字は、景気、天候、大型イベント、社会環境など一時的な要因でも動くからです。

米国のNational Golf Foundation(NGF)は、参加の勢いを説明するとき単年の増減だけではなく、複数年の流れを見ています。2025年時点の報告では、オンコース参加者が2024年まで7年連続で増加し、過去5年間でも16%増えたことを「持続性」の根拠として挙げています。2026年の報告では、2025年まで8年連続の増加になったとしています。

もう一つ重要なのが定着率です。NGFは、2020年以降毎年300万人以上がオンコースゴルフを始めている一方、新規参加者を残すことは引き続き業界の課題だとしています。つまり新しく始める人が多くても、その人たちが翌年以降に続かなければ、参加者数の増加が長期的な定着とは限りません。

実務では、①総参加者数の複数年推移、②新規参加者の翌年以降の継続、③ラウンド数や利用頻度、④オンコースと練習場・シミュレーターなど参加形態の内訳を分けて見ると判断しやすくなります。

したがって、1年の増加は「人気上昇の兆候」として扱い、定着と判断するには複数年の維持と継続参加を確認するのが安全です。