初心者でも、 ショット後ルーティンを 入れると パット成績は 良くなる?
ポストショットルーティン・ショット後評価
あとで読む保存した記事へ →
まず答え
良くなる可能性があります。初心者38人を無作為に分けた2023年の実験では、ショット後ルーティンを使った群はベースラインからパット成績が改善し、対照群はほぼ変化しませんでした。ただし、初心者のパッティング課題1研究なので、実戦ラウンドや熟練者でも同じ効果が出るとは限りません。
詳しい解説
Kostrnaらの2023年研究では、ゴルフ初心者38人をショット後ルーティン群と対照群に無作為に分け、パッティング課題で比較しました。研究で使われたルーティンは、①感情を整える、②直前のパフォーマンスを分析して修正点を整理する、③次の試行へ移る、という3段階です。
その結果、ショット後ルーティン群はベースラインから介入後にパット成績が改善し、効果量は d=-0.55 と報告されました。一方、対照群はほぼ変化せず、d=-0.01でした。研究者は、初心者の運動学習やパフォーマンスを助ける方法として、この3段階の枠組みを提案しています。
ただし、改善が確認されたのはパット成績で、成績の一貫性、感情、自己効力感、課題の難しさの感じ方には有意な差が確認されませんでした。つまり、ショット後ルーティンを入れれば心理状態まで一律に改善する、という結果ではありません。
また、対象は初心者38人のパッティング課題です。熟練者、フルショット、18ホールの実戦でも同じ効果量になるとは言えません。現時点では、初心者が「感情を整える→結果を短く整理する→次へ移る」という構造を持つことは、パット成績改善を助ける可能性がある、と捉えるのが妥当です。