ゴルフ百科事典

ゴルフでいう「自己効力感」って何?

メンタル・自己効力感

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まず答え

は、「この課題を自分は実行できる」とどの程度信じているかを表す、課題ごとの信念です。漠然とした自信や性格とは少し違い、同じ人でも距離・状況・技術によって変わります。

詳しい解説

自己効力感は、特定の課題を自分がうまく実行できるとどの程度信じているかを表す心理指標です。ゴルフなら「自分は5mのパットを決められる」「この競技で自分のショットを実行できる」といった、課題や状況に結び付いた見込みです。

そのため、自己効力感は「自分はゴルフが得意だ」という広い自己評価とは同じではありません。同じゴルファーでも、短いパットでは高く、長いパットや強いプレッシャー下では低くなることがあります。研究でも、ゴルフ用の自己効力感尺度を作る際に、競技で求められる課題に対する見込みとして測定されています。

2024年の研究では、プロゴルファー34人が60回のパットを行い、各試行前に0〜10で自己効力感を評価しました。同じ選手の中でも、自己効力感が高かった試行は低かった試行よりパット成功率が高い結果でした。ただし、これは自己効力感だけが成功を起こしたと証明するものではありません。直前の感覚や課題の難しさ、過去の成功などが自己効力感と結果の両方へ影響している可能性があります。

また、競技ゴルファーを対象にした研究では、ラウンド成績がその後の自己効力感の変化を予測しており、良い結果が次の自信を高める方向も確認されています。つまり、自己効力感は結果へ一方向に働くだけでなく、結果からも更新されます。

実用上は、自己効力感を「強ければ強いほど正しい」と扱いません。ショット前に自分が実行できると思う度合いを簡単に記録し、実際の成功率、、開始方向、距離などと複数回で照合します。高い自己効力感が結果と一致するなら実行状態を捉える材料になりますが、高くても結果が伴わないなら技術条件や判断を別に確認します。

自己効力感は、技術そのものの代わりではなく、その時点で本人が課題を遂行できると見込んでいる程度を表す情報です。