ゴルフ百科事典

発売前のプロトタイプのクラブは、公式競技で使える?

プロトタイプ・用具適合

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

使える場合があります。試作品だから一律に禁止されるわけではありませんが、通常のクラブと同じく用具規則への適合が必要です。特にモデルローカルルールG-1を採用する競技でプロトタイプのドライバーを使う場合は、そのモデルとロフトが現行の適合ドライバーヘッドリストに掲載されている必要があります。

詳しい解説

発売前のでも、用具規則に適合し、競技条件を満たしていれば公式競技で使える場合があります。R&Aは新しいクラブの正式な適合判定を行う提出物として、量産品だけでなく「(試作品)」も受け付けています。つまり、発売前であること自体が不適合の理由ではありません。

ただし、競技で使うには別の確認が必要です。USGAは、プロや上級アマチュア競技などでモデルローカルルールG-1が採用されている場合、ドライバーは「List of Conforming Driver Heads(適合ドライバーヘッドリスト)」にモデルとロフトが掲載されていなければならないと案内しています。さらに提出ガイドラインでは、一般発売前にエリート競技で使うプロトタイプのドライバーは、通常このリストへの掲載が必要になると明記しています。

ドライバー以外の試作品も、発売前だから自由に使えるわけではありません。クラブ自体が用具規則へ適合している必要があり、大会が追加のモデルローカルルールを採用していれば、その条件にも従います。正式な適合判定を受けていない試作品や、仕様変更後の個体は、外見だけでは適合性を判断できません。

したがって、試作品を競技で使うときは、①用具規則への正式な適合判定、②ドライバーならG-1の採用有無と現行リスト掲載、③大会独自の競技条件、の順で確認するのが安全です。「市販前だから違反」「プロ支給品だから自動的に適合」のどちらも正しくありません。