ゴルフ百科事典

ラフの芝種は、見た目だけで判定できる?

ラフ・芝種判定

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まず答え

葉色や芝の高さだけでは確定しにくいです。葉が芽の中で折れているか巻いているか、葉舌・葉耳、葉先、葉裏の光沢、ほふく茎・地下茎の有無など、複数の形態を組み合わせて判定します。刈込みで穂がない場合は、特に葉の付け根と生育型が重要です。

詳しい解説

ラフのは、遠目の色や「葉が太い・細い」だけで確定するのは難しく、植物の形を複数箇所で確認して絞り込みます。

まず見るのが、いちばん若い葉が芽の中で折りたたまれているか、巻かれているかという葉の展開様式です。Penn State Extensionは、寒地型芝の識別でこの特徴に加え、葉身の中央脈、葉裏の光沢、葉先の形などを使っています。

次に重要なのが葉身と葉鞘の境目にある葉舌と葉耳です。葉舌が膜状か毛状か、葉耳があるかないか、茎を抱く形かなどは草種ごとの差が出やすい部分です。さらに、地下茎で広がるか、地表のほふく茎で広がるか、株立ちになるかという生育型も識別材料になります。Penn Stateは、たとえばケンタッキーブルーグラスは地下茎、ラフブルーグラスはほふく茎を作る点を識別に使えるとしています。

暖地型芝でも同じ考え方が使えます。Oklahoma State Universityの資料では、は地下茎とほふく茎を持ち、毛状の葉舌を持つ一方、ゾイシアは巻いた葉の展開、毛状の葉舌、地下茎とほふく茎などの特徴を組み合わせて説明しています。

穂は識別に有力ですが、ゴルフ場のラフでは刈込みで穂がなくなっていることが多いため、穂だけを待つ必要はありません。実際には、葉の展開、葉舌・葉耳、葉先、葉裏、生育型を順に確認し、季節や芝の状態も合わせて判定します。交雑品種や似た草種では外観だけで確定できない場合があるため、管理上重要な判定なら専門家や植物診断機関で確認します。