ゴルフ百科事典

グリーンの「滑らかさ」と「真直性」は、同じ意味?

グリーン性能・転がり品質

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まず答え

同じではありません。滑らかさはボールが転がる途中の上下方向の跳ねや振動の少なさ、真直性は意図した進行方向から横へ不規則にずれる量の少なさを表します。速さとも別の指標なので、良いグリーンは複数の性能を分けて見ます。

詳しい解説

パッティンググリーンの『滑らかさ』と『真直性』は、どちらも転がり品質を表しますが、見ている方向が違います。USGAが開発したGS3では、速度・硬さとは別に、この2つを独立した指標として測定します。

滑らかさは、ボールが転がる間に起こる上下方向の偏りを評価します。細かな凹凸、足跡、、砂粒などでボールが跳ねるほど値が悪化します。USGAの定義では、転がり中の垂直方向の偏差の大きさと回数を測り、数値が高いほど滑らかでない状態を示します。

一方の真直性は、ボールが進むべき線から左右へどれだけ不規則に外れるかを見る指標です。表面に方向性のある凹凸や局所的な芝質差があれば、上下の跳ねが小さくても横へずれることがあります。そのため、滑らかさが良いから真直性も必ず良いとは限りません。

USGAが2024年の全米アダプティブオープンで行った現地試験でも、GS3を使って滑らかさと真直性を別々に測定しています。交通後に一方だけ変化する区画もあり、両指標を別物として扱う必要性が示されています。

さらに、どちらもスティンプ値とは別です。スティンプ値は主にボールがどれだけ転がるかを表す速度指標です。速いグリーンでも跳ねや横ずれが多ければ転がり品質は高いとは言えません。管理では、速度、滑らかさ、真直性、硬さ、水分を分けて測ることで、何がプレー性を変えているのかを特定しやすくなります。