ゴルフ百科事典

グリーンの「ピッチマーク(ボールマーク)」って何?

グリーン着弾・ピッチマーク

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まず答え

ショットしたボールがグリーンへ着地した衝撃で、芝と表層がへこんだり押しずれたりしてできる着弾痕です。ディボットとは別物で、表面が軟らかいほど深くなりやすい一方、硬さだけで傷の大きさは決まりません。

詳しい解説

ピッチマークは、アプローチなどで飛んできたボールがパッティンググリーンへ着地したとき、その衝撃で芝と表層がへこんだり、芝が押しずれたりして残る着弾痕です。英語資料では ball mark と呼ばれることが多く、日本では「」「ピッチマーク」の両方が使われます。

クラブが地面を削って芝や土を飛ばすディボットとは原因が違います。ピッチマークはボールの衝突で生じる表面変形・芝の損傷です。浅いへこみだけに見える場合もあれば、芝が裂けたり深く沈み込んだりする場合もあります。

大きさや深さは一つの条件だけでは決まりません。Nemitzらの研究では、より軟らかく水分の多いグリーンで大きく深いボールマークが生じ、回復にも時間がかかりました。一方、別のベントグリーン研究では、乾燥条件やによって表面が硬くなっても損傷面積が増える場合があり、「硬いほど必ず跡が小さい」という単純な関係ではありません。芝の強度、含水量、表面構造、着弾条件などが重なります。

USGAも、濡れて軟らかいグリーンではボールマークが増えやすく、過剰な有機物がたまった表面では深い跡ができやすいと説明しています。つまりピッチマークは単なるへこみではなく、ボールの着弾とグリーン表面の性質が作る損傷です。深さの違いから硬さだけを逆算したり、1個の跡だけでグリーン全体の状態を断定したりしない方が安全です。