高齢ゴルファーは、 同年代の 非ゴルファーより 片足立ちや 足場が 揺れた ときの バランスが 良い?
バランス・加齢
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まず答え
小規模研究では、良い傾向が確認されています。高齢男性ゴルファー11人は、健康な非ゴルファー12人より片足立ち時間が長く、足場を前後に動かした片足立ちでも身体の揺れが小さく、前方ランジ距離も長い結果でした。ただし、ゴルフを続けたことが原因だとは断定できません。
詳しい解説
高齢ゴルファーは、同年代の非ゴルファーよりバランス能力が高いのでしょうか。TsangとHui-Chanの2010年研究では、高齢男性ゴルファー11人と健康な非ゴルファー12人を比較しました。平均年齢はゴルファー群が約66歳、対照群が約71歳でした。
静的な片足立ちでは、ゴルファー群の方が有意に長く姿勢を保てました。さらに、片足立ちの状態で足場を前後方向へ動かす外乱を加えた条件では、ゴルファー群の前後方向の身体動揺が小さく、動的な姿勢制御でも良い結果でした。前方ランジでも、身長で補正した到達距離がゴルファー群で大きくなりました。
ただし、この研究はゴルフを始める前後を追った介入試験ではなく、すでにゴルフをしている人と非ゴルファーを比べた横断研究です。もともとバランス能力が高い人がゴルフを続けている可能性や、歩行量・運動習慣など別の要因もあるため、「ゴルフをすればバランスが良くなる」と因果までは言えません。
また、対象は男性23人と少人数です。実用上は、高齢者のバランス能力をゴルフ歴だけで判断せず、片足立ち、外乱への反応、歩行やランジなど複数の課題で確認する方が適切です。