雨や 霧の 日は、 レーザー距離計が 測りに くくなる?
距離計・GPS機器
まず答え
はい。雨や濃い霧では、空気中の水滴がレーザーを散らしたり手前で反射したりするため、測距できる距離が短くなったり、狙った旗ではなく近い水滴などを拾って誤測定することがあります。防水・防曇仕様でも、悪天候でのレーザー測距性能まで保証する意味ではありません。
詳しい解説
レーザー距離計は、発射したレーザーが対象物で反射して戻る信号から距離を求めます。そのため、機器と旗の間に雨粒や霧の水滴が多いと、狙った対象まで光が届きにくくなったり、途中の水滴から戻った信号を拾いやすくなります。
GarminのApproach Z82取扱説明書は、測距精度が気象条件の影響を受け、雨天では測距能力が低下すると明記しています。NikonもCOOLSHOTについて、製品仕様は天候条件によって達成できない場合があり、雨粒の干渉で測定できないことがあると説明しています。Bushnell Golfの公式サポートも、濃い霧ではレーザーが水滴で逸れ、意図した対象ではなく空気中の水滴を拾うことがあると案内しています。
したがって、雨や霧の日に「いつもより短い距離が出る」「数値が安定しない」「測定できない」といったことは起こり得ます。雨だから必ず何ヤードずれる、という固定の補正はできません。雨量や霧の濃さ、対象の大きさ・反射率、距離、日射条件、機種によって影響が変わるためです。
測りにくいときは、細いピンだけでなく旗など少し大きい対象へ照準を合わせ、複数回測って数値が安定するか確認します。それでも不安定なら、GPS距離計、コースの距離表示、既知の基準物など別の情報と照合します。
なお、「防水」「レンズの防曇」は、雨で壊れにくいことやレンズ内部が曇りにくいことを示す仕様で、レーザーが雨粒や霧を完全に無視して測れるという意味ではありません。悪天候では、機器を保護する性能と測距性能を分けて考える必要があります。