ゴルフ百科事典

メトロノームに合わせる練習で、スイング中の肩・肘・手首の協調は変わる?

リズム・上肢協調

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まず答え

この小規模な前後比較では変わりました。男性ゴルファー13人が4週間・12回の同期メトロノーム練習を行った後、肩・肘・手首どうしの動きの同期が強まり、位相差のばらつきも小さくなりました。ただし対照群がないため、変化をメトロノーム練習だけの効果と断定はできません。

詳しい解説

Sommerらは、平均ハンデ12.7の男性ゴルファー13人に、4週間で12回の同期メトロノーム練習を行わせ、練習前後のスイングを3次元動作計測で比較しました。使用クラブは4番アイアン、7番アイアン、ピッチングウェッジです。

解析では、両腕の手首・肘・肩どうし、および各関節とクラブの時系列運動がどの程度そろって動くかを調べました。練習後は、関節どうしの相関が有意に高まり、関節間の位相差も変化し、その位相差のばらつきは小さくなりました。つまり、この研究ではメトロノームに合わせる練習の後に、上肢各部の協調パターンがより一定になる方向の変化が確認されています。

一方、クラブ速度には有意な変化がありませんでした。協調が変わったことと、ヘッドスピードが上がることは同じではありません。

また、この研究は13人だけの前後比較で、メトロノーム練習をしない対照群がありません。そのため、観察された変化をメトロノーム練習だけの因果効果と断定することはできません。現時点では『同期練習の後に肩・肘・手首の協調とその再現性が変化した』という根拠として扱うのが安全です。