ゴルフ百科事典

ドローン測量とレーザースキャンは、コース計測でどう使い分ける?

測量・3次元計測

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まず答え

どちらも3次元点群を作れますが、作り方が違います。ドローン写真測量は重なった写真から形状を復元し、レーザースキャンはレーザーで対象までの距離を直接測ります。必要な精度、植生、写真情報の要否、費用や機材条件で使い分けます。

詳しい解説

ドローンを使った写真測量とレーザースキャンは、どちらもコースの地形を3次元データにできますが、測定原理が違います。写真測量は、同じ場所を複数方向から撮った重複写真の対応点を使って、地表の位置と高さを計算します。レーザースキャンは、レーザーを照射して戻ってくるまでの距離を測り、多数の点を直接取得します。

TOF方式では、光を発射して戻るまでの時間を測り、往復分を二で割って直線距離を求めます。送受信の矢印は見やすく離して描いています。ピンの選択や高低差補正は別の処理です。

USGSは、同じ無人航空機で写真測量とLiDARを同時に取得し、草地、樹木、水辺などの地物で両者の点群を比較しています。つまり、どちらか一方が常に優れているのではなく、対象物と目的によって強みが変わる前提で評価されています。

コース全体の見た目やオルソ画像も一緒に欲しい場合は、写真測量が使いやすい場面があります。地形だけでなく芝面やバンカー、道路などの画像情報を同時に残せるからです。一方、レーザーは対象までの距離を直接測るため、写真の模様だけに頼らず3次元点を取得できます。

ただし実際の精度は、飛行高度、地上基準点、機材、植生の密度、撮影条件、点群処理方法で変わります。樹木が多い場所や地表が見えにくい場所では、使うセンサーや解析条件によって得られる地表点が変わるため、必要なら両方式を小区域で比較してから本測量へ広げます。

したがって、コース計測では「写真も含めた広域記録が必要か」「地形の3次元形状をどの精度で欲しいか」「植生がどの程度あるか」を先に決め、写真測量、LiDAR、または両方の併用を選びます。