ゴルフ百科事典

ダイナミックロフトとハンドファーストは、どう区別する?

インパクト姿勢・ロフト

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まず答え

は、インパクトで実際にフェースが上を向いている角度です。は、インパクトで手元・シャフトがヘッドより目標側へ先行している状態です。ハンドファーストはダイナミックロフトを減らす要因の一つですが、両者は同じ指標ではありません。

詳しい解説

ダイナミックロフトは、インパクト時にボールへ提示されるフェースの上下方向の角度です。一方、ハンドファーストは手元とクラブヘッドの位置関係、より厳密にはシャフトが目標方向へどれだけ傾いているかという姿勢を表します。

左はシャフトの目標方向への傾き、右はフェース法線の水平に対する上下方向の角度を示す独立した幾何例です。同一クラブの完全な側面図ではなく、クラブ形状や球との接触は省略しています。ハンドファーストはロフトを減らす要因の一つですが、元のロフト、シャフトのたわみ、フェース向き等も関わるため、二つを同じ角度としません。

一般にシャフトが前傾すると、フェースはロフトが立つ方向へ回るため、ダイナミックロフトは小さくなりやすくなります。ただし「ハンドファーストが何度なら、ダイナミックロフトも同じだけ減る」とは限りません。もともとのクラブロフト、シャフトの曲がり、フェースの向きなどもインパクト時のフェース姿勢に関わるからです。

MacKenzieとBoucherは33人のゴルファーを対象に異なる硬さのドライバーシャフトを比較し、インパクト時のシャフト前傾と、シャフトの曲がりによるロフト変化を別々に測定しました。柔らかいシャフトでは両方に差が出ましたが、最終的に届けられたロフトの差は小さく、シャフト前傾だけではフェースが実際に提示するロフトを一意に決められないことが分かります。

実用上は、ハンドファーストを「クラブの姿勢」、ダイナミックロフトを「その結果としてボールに提示された度」と分けて確認します。弾道を診断するときは、手元の先行量だけで良否を決めず、ダイナミックロフト、入射角、、と合わせて見ます。