フィードバック・帯域
練習では、ミスが大きいときだけフィードバックをもらう方がいい?
そうする方法は有効なことがあります。小さな誤差まで毎回直さず、許容範囲を超えたときだけ外部フィードバックを受ける「帯域フィードバック」は、過剰な修正を減らして学習を助ける可能性がありますが、最適な幅は一律ではありません。
ミスが大きいときだけ助言や数値を出す方法は、運動学習で「帯域フィードバック(bandwidth feedback)」と呼ばれます。狙いは、許容範囲内の小さな誤差まで毎回修正せず、自分の感覚と結果から調整する時間を残すことです。1997年のゴルフのチッピング実験では、10%の誤差帯を設け、帯域を外れたときに修正情報を与えた群が、翌日の保持テストで最も安定した成績を示しました。2024年のゴルフ運動学習レビューもこの研究を紹介しています。ただし、帯域の広さや伝える内容で結果は変わり、別の運動課題では明確な優位が出ない研究もあります。実践では「何でも毎回直す」より、狙いから大きく外れたときに情報を増やし、許容範囲内なら自分で評価する考え方が使えます。
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