ゴルフ百科事典

ゴルフ場で出る刈り芝や落ち葉は、どう処分・再利用するの?

廃棄物・有機物再利用

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まず答え

刈り芝は基本的に芝面へ戻すか、集めた分を分散・堆肥化して再利用できます。落ち葉や枝も粉砕して堆肥の炭素源にできます。ただし大量の山積み、病害や薬剤処理物、排水路への流出は避け、地域の廃棄物・農薬規則に従います。

詳しい解説

ゴルフ場では毎日の刈り込みや季節の落葉で大量の有機物が出ますが、すべてを一般ごみとして捨てる必要はありません。管理条件が合えば、コース内で循環させられる資源になります。

刈草は塊にならず生育を妨げない条件なら芝面へ還元できます。回収した刈草は、材料の組み合わせや水分・通気などを管理して堆肥化する選択肢があります。図は用途の区別で、全ての刈草を無条件で再利用できる意味ではありません。使用薬剤のラベルや地域の条件も確認します。

刈り芝は、量が多すぎず芝面に固まりを作らない状態なら、そのまま戻す方法が基本の一つです。USGAの管理資料でも、通常の刈り芝は分解して養分を土へ戻すため、毎回回収する必要はないとされています。グリーンなどで回収した刈り芝は、プレー区域外へ薄く分散したり、堆肥材料として利用できます。

落ち葉や小枝も、粉砕して堆肥へ混ぜる方法があります。葉や木質物は炭素源になり、刈り芝のような窒素分の多い材料と組み合わせることで堆肥化しやすくなります。USGAが紹介する「ゼロ廃棄」に取り組むコースでは、刈り芝、落ち葉、枝をコース内の堆肥づくりへ回しています。

一方、刈り芝を大きな山のまま放置すると、発熱や悪臭が出たり、排水路へ流れて水質へ影響したりすることがあります。機械洗浄で出る刈り芝も、洗浄水から回収して再利用し、水路へそのまま流さない管理が重要です。

また、病害が強く出ている芝や、農薬を散布した直後の刈り芝をどこへ再利用できるかは、使用した製品のラベルや地域の規則によって変わります。堆肥化や場外搬出を決める前に、適用条件を確認します。

つまり、刈り芝や落ち葉は「廃棄物」と決めつけず、芝面への還元、分散、堆肥化、粉砕利用を優先し、余剰分や再利用できないものだけを適切に処分する考え方が基本です。