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ゴルフ百科事典

プロゴルフ選手の職業世界

PGAオブ・アメリカとPGAツアーは、どう分かれたの?

もともとPGAオブ・アメリカは、クラブで働くプロだけでなく、ツアーを回る選手の競技もまとめていました。転機は1968年です。ツアー選手側が、自分たちの競技をクラブプロ中心の組織とは別に運営したいと求め、短期間の別組織を経てTournament Players Divisionへ再編され、現在のPGA TOURにつながりました。1969年は新体制での最初の通年シーズンとされています。

1960年代まで、現在のPGA TOURにつながるツアー競技はPGAオブ・アメリカの中で運営されていました。ただ、PGAオブ・アメリカはゴルフ場やクラブで働くプロも代表する会員組織です。一方、ツアー選手は大会運営や賞金、競技日程などを自分たちの立場に合う形で運営したいという考えを強め、1968年に対立が表面化しました。

その過程で、ツアー選手側はAssociation of Professional Golfers(APG)という組織を一時的に作りました。APGは約6か月で終わり、その後、Tournament Players Divisionという選手側の運営組織へ再編されます。PGA TOURの公式資料には、この流れを「PGAの傘下に新しい組織を作った」とする説明と、「PGAオブ・アメリカから分かれた」とする説明の両方があります。そのため、1968年のある1日に完全に別会社へ切り替わった、というより、対立から再編を経て別組織へ移っていったと考える方が正確です。

1969年は、新しいPGA TOURの管理下で行われた最初の通年シーズンとして扱われています。現在は役割もはっきり分かれており、PGAオブ・アメリカはPGA Professionalsの会員組織として教育やゴルフ普及を担い、PGA ChampionshipやRyder Cupなども主催します。一方、PGA TOURは男子プロのツアー競技を中心に、複数のツアーや大会を運営しています。

ニュースや大会名で「PGA」と書かれているときは、PGAオブ・アメリカなのかPGA TOURなのかを確認すると混同しにくくなります。名前は似ていますが、現在は役割の違う別組織です。

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