ゴルフ百科事典

グリーン上に砂が残っていると、ボールの転がりはどう変わる?

Ball–Surface Interaction

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まず答え

表面に残った砂は、ボールの転がりを一時的に乱すことがあります。転がり距離が変わったり、滑らかさが落ちたりするためです。ただしは芝へなじめば長期的な表面管理に役立つので、「砂があるほど常に遅い」とは言えません。

詳しい解説

グリーンへ目砂をした直後は、砂粒が芝葉の間へ十分に入り切らず表面に残ることがあります。この状態ではボールが砂粒や不均一な表面に触れるため、乾いて砂がなじんだ面と同じ転がりにはなりません。

目砂直後に表面へ残った砂と、芝葉の間へ取り込まれた砂の位置を示す模式図です。なじみ方や時間は砂量・粒径・芝や管理作業で変わり、一定の速度変化や硬さを保証しません。

クリーピングベントグラスの試験では、目砂だけの区と、抜きや縦刈りを組み合わせた区でボールの転がり距離を比較し、表面を乱す作業の直後には転がり距離が短くなる時期が確認されました。別の7年間の試験では、砂の粒径や散布量によって芝への取り込みや表面水分・硬さが変わり、表面に残る砂はプレー条件へ干渉し得ることが示されています。

重要なのは、目砂の「直後」と「なじんだ後」を分けることです。表面に砂が残る間は転がりが乱れる可能性がありますが、適切な目砂は長期的には有機物管理や表面状態の維持に使われます。したがって、砂が見えるグリーンでは固定の速度補正を置かず、練習グリーンなどで実際の転がりを確認するのが安全です。