ゴルフ百科事典

予約システムが止まったとき、ゴルフ場は二重予約を防ぎながら受付を続けるにはどうする?

ゴルフソフトウェア・システム工学

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

受付を続けるなら、停止中の予約入口をできるだけ1本化し、1つの暫定台帳でティータイムごとの残数と受付番号を管理します。同期できないオンライン・外部予約経路は販売を止め、復旧後は暫定台帳と本番ティーシートを照合してから順番に反映します。複数の独立台帳で同時受付を続けるのは避けます。

詳しい解説

通常時の二重予約防止は、電話、公式サイト、アプリなど複数の予約入口が同じティーシート在庫を更新することで成り立ちます。Lightspeed Golfの公式資料でも、オンライン予約をクラウド型ティーシートへ同期し、同じ予約枠を管理する仕組みが示されています。

同期できない販売経路を開けたまま別々の台帳で受付すると、同じ枠を二重に販売する恐れがあります。入口と台帳を集約し、一意な番号を記録して、復旧後は残枠を照合してから反映します。図は考え方の整理で、特定システムの操作手順ではありません。

その中心システムが止まった場合に危険なのは、各受付担当が別々のメモや表で予約を受け続けることです。同じティータイムを複数人が「まだ空いている」と判断できるためです。受付を継続するなら、停止中は電話や窓口など受付経路をできるだけ絞り、1つの暫定台帳を全担当者で共有します。台帳にはティータイム、組数・人数、顧客、受付時刻、一意な仮受付番号、支払い状態を残し、枠を取るたびにその場で残数を減らします。

オンラインや外部予約サイトの在庫が本番ティーシートと同期できない状態なら、その経路を開けたままにすると暫定台帳との競合が起きます。そのため、停止できる経路は一時的に販売停止または受付保留にし、同期できる入口だけで運用する方が安全です。

復旧時も、停止中の予約を一括で無条件に流し込むのではなく、本番ティーシートの復旧時点の状態と暫定台帳を照合します。同じ受付を通信障害で再送したときに二重作成しないため、システム側では一意な処理IDを使う「冪等性」の考え方が有効です。Google CloudやStripeの公式資料でも、同じ操作を再送しても重複処理を起こさない設計が障害時の再試行に重要だと説明されています。

したがって、停止時の基本は①予約入口を絞る、②共有する暫定台帳を1つにする、③同期できない販売経路を止める、④各受付へ一意な番号を振る、⑤復旧後に照合してから本番へ反映する、です。実際の停止・再開手順は使用する予約システムや外部販売先の機能に合わせて事前に決めておきます。