ゴルフ百科事典

水濡れした古いスコアカードやゴルフ雑誌は、どう乾かせば傷みを広げにくい?

ゴルフ史料保存・紙資料

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まず答え

少量なら、涼しく乾燥した場所で清潔な吸水紙の上に広げ、空気を循環させて自然乾燥します。高熱や強い直射日光は避けます。雑誌など光沢紙はページ同士が貼り付きやすいため優先して分け、48時間以内に乾かせない量は凍結や専門業者を検討します。

詳しい解説

水濡れした古いスコアカードやゴルフ雑誌は、早く乾かすことが重要ですが、ドライヤーや強い日差しで一気に乾かせばよいわけではありません。紙は濡れると弱くなり、乾燥方法によって変形、インクのにじみ、ページ同士の貼り付きが起こります。

米国国立公文書記録管理局(NARA)は、少量の水濡れ資料なら、清潔な吸水材の上に広げ、涼しく乾燥した場所で十分な空気循環を確保して自然乾燥できると案内しています。高温や強い直射日光は紙資料を恒久的に傷める可能性があるため避けます。扇風機を使う場合も、資料へ強風を直接当てるのではなく、部屋全体の空気を循環させます。

スコアカードのような1枚物は、重ならないように広げ、下の吸水紙が湿ったら交換します。濡れた紙は破れやすいため、無理にこすったり、汚れを濡れた状態で強く落としたりしません。

ゴルフ雑誌は注意が必要です。NARAは、光沢紙やコート紙を使った雑誌・写真集などは、乾燥中にページ同士が永久に貼り付く危険があるとしています。価値の高い資料は優先して処理し、可能ならページを分けて1枚ずつ乾かします。すでに貼り付いているページを力任せにはがすのは避けます。

また、紙資料は湿った状態が続くとカビの危険が急速に高まります。NARAは、2日以内に自然乾燥できない資料は凍結して劣化を止め、後で解凍乾燥または専門的な乾燥処理を行う方法を推奨しています。大量に濡れた場合や、希少な大会資料・署名入り資料などは、最初から保存修復の専門家へ相談する方が安全です。

要点は、①涼しく乾燥した場所、②空気循環、③清潔な吸水材、④光沢紙は貼り付き防止を最優先、⑤高熱・直射日光を避ける、⑥48時間以内に処理できない量は凍結・専門処置を検討、です。